6号酵母の発祥蔵として、その魅力を最大限に引き出すべく設計された生酒シリーズ。「秋田県産米」「6号酵母」「生酛造り」で醸す純米酒の基本路線はそのままに、マイナス5度以下の蔵内貯蔵管理を徹底させることで、フレッシュな生酒の通年出荷を可能に。 日本酒よりは白ワインを想起させる濃密な甘味ときらびやかな酸、ぴちぴちと弾ける微発泡感、スタイリッシュなラベルデザインに、新生「新政」の個性が炸裂。一方、苺や桃を思わせる優しい果実香、米の旨味をきっちり引き出す6号酵母の持ち味も健在。新しい新政の特徴である“クラシックとモダンの融合”を、高いレベルで体現したシリーズといえる。“Excellent”を意味する高精米の最上級モデル「X-type」、“Superior(上級)”に相当する「S-type」、“Regular(通常版)”の3タイプ展開。それぞれに異なる味わいを飲み比べてみるのも楽しい。
- 日本酒ランキング 5位
- 秋田 日本酒ランキング 2位
No.6のクチコミ・評価
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ばんない
4.5No.6 X-type
2022.11製造
【 sagi氏×ばんないコラボ 2023 Spring 最終回】
ついに迎えたsagiさんとの春コラボ企画最終回です。その最終回である今夜、私はついに単身先であった長崎からついに福岡へ戻ってまいりました。その記念も含めての記念レビューを兼ねての開栓となります!!
先週から異動準備やら仕事のラッシュ、各種行政手続きやらでろくに自分のレビューに返信もできず大変申し訳ありませんでした。本日はやっとひと段落がついたということでホッとしております。
さて、お酒に話を戻しましょう。今夜のコラボ酒はNo.6です。しかもX。とんでもない刺客を秋田からいただきました。思えば新政のNo.6を宅飲みできるのは何年ぶりか…とレビューを見返すと約4年ぶり!すげー( ・∇・)
今回は嫁氏を隣に座らせ、嫁氏レビューとともにお送りします。
【スペック】
○精米歩合
掛米:45% 麹米:35%
○アルコール度数
13度
【味わい】
○温度帯
花冷え→冷
○香り
ヨーグルト、クリーム、レモン、イチゴ(嫁氏はまだ熟してないイチゴとのこと)
○含み
ほんのりガス感、サラリとした口あたり。木桶香と鮮烈な果実感ある酸味が印象的。
○中盤
含み同様にビビットな色合いの酸味に苦味がプラス。
○余韻
グレープフルーツやレモン香の酸味から主張する苦味。苦味は木桶感?やフルーツティさなどの複雑さを併せ持っており、響くような余韻を演出しています。
○1日経過後味わい追記
ビビットな酸味は鳴りをひそめ、代わりに複雑な苦味が台頭してきました。酸味3:苦味7といったところ。先日の2次元的な味わいから3次元のような立体感ある味わいに劇的に変化しています。正直2日目の方が更に良くなってます!すげー(・∀・)!!
【甘辛】
中口
○嫁氏レビュー
うーん、薄ーいグレープフルーツとキウイのジュースって感じかな。なんか物足りないかなぁ〜。
★総評
包装やラベルデザイン、生酛らしい味わいとフラグシップらしい透明感とモダンな味わいはNo.6というネームバリュー通りの唯一無二の出来栄えではないでしょうか。
適温は室温(20℃)程度が適当かと。冷やしすぎると渋味や苦味が際立ってしまう傾向です。温度が上がるにつれて渋みと苦味の調和がとれ、生酛つくり特有の優しい酸味とバランス相性が良くなる傾向です。
新政シリーズの中で今回のXと似ている味わいは何?と聞かれると、レビューはしてませんが宅飲みで飲んだ2021カラーズのコスモスです。それも開栓5日後のもの。このX-typeの開栓前にコスモスを飲んでいたのですが、味わいがかなりクリソツだったのに驚き!
今回初のXということ貴重な体験をさせていただきました。やはり飲まないとわからないものです。
このX-typeの経験は私にとってとても実りある日本酒体験となったことは間違いなく、新たな価値観を得ることができたのは間違いないありません。このような機会と出会を提供していただいた sagiさんに大変感謝しております。今回もありがとうございました(・∀・)
今宵も素晴らしい新政ライフを(・∀・)酒の種類 生酒 原酒
テイスト ボディ:軽い+1 甘辛:普通
2023年3月11日
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No.6が購入できる通販
No.6の銘柄一覧
銘柄 |
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S-type原料米:はなの舞、 精米歩合:55%、 アルコール度:14% |
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A-type 純米生原酒原料米:美山錦、 精米歩合:66%、 アルコール度:15% |
B-type精米歩合:65%、 日本酒度:-1、 酸度:1.8、 アルコール度:14.4% |
G-type精米歩合:65%、 日本酒度:-20、 酸度:2.5、 アルコール度:14% |
XS-type原料米:美山錦、 精米歩合:45%、 アルコール度:13% |
No.6の酒蔵情報
名称 | 新政酒造 |
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特徴 | 1930(昭和5)年、秋田市内にある新政酒造から、優良な天然酵母が発見された。優秀な日本酒をつくる蔵の酵母は、日本醸造協会で培養され、全国に配布される。新政酵母も「きょうかい6号酵母」として全国に広まり、現在まで各地の蔵で使われることとなった。 2007(平成19)年に蔵へ戻ってきた佐藤祐輔現社長は、東大出身で元ジャーナリストという変わった経歴。2010年からこの6号酵母だけで酒造りを始めた。6号酵母は今どきの香り酵母と違い、派手さはないので、普通酒によく使われる。しかし、元々は寒冷地で発見されたので、低温で長期醗酵させる吟醸造りに適していた。また、戦前の酵母なので、生酛づくりや木桶など、現代では廃れてしまった造りとも相性がよい。 そこで佐藤社長は、2012年に全量純米酒、生酛づくりに切り替え、13年からはホーロータンクをやめて、次々と木桶を購入していった。ゆくゆくは全量木桶仕込みにするという。さらに自社で、原料米の無農薬栽培にも取り組んでいる。鵜養(うやしない)という、秋田市内から車で30分の山間部に常駐し、自然との共生と村おこしを目指す。茅葺き屋根の民家が20軒も残る桃源郷で、新政はさらなる進化を遂げようとしている。(江口まゆみ) |
酒蔵 イラスト |
![]() (立川哲之氏撮影+加藤忠一氏描画) |
銘柄 | 新政 厚徳 天蛙 やまユ 亜麻猫 やまウ(佐藤卯兵衛) 茜孔雀 陽乃鳥 No.6 六號 究 涅槃龜 農民藝術概論 異端教組株式会社 迦楼羅 紫八咫 碧蛙 翠竜 |
HP | 酒蔵ホームページはこちら |
所在地 | 秋田県秋田市大町6丁目2−35 |
地図 |
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