いまや日本酒ファンのみならず多くの酒好きに全国区で名前を知られる「獺祭」の初リリースは平成2年(1990)。かつてのキャッチフレーズである「山奥の小さな酒蔵」から想像される通り、元々はどこにでもある地方の小規模メーカーだったが、そんな酒蔵を抜本的に変えたのは、日本酒愛好家はご存知、3代目の現会長・桜井博志さんだ。 「酔うための酒ではなく味わうための酒」を目標に掲げ、すべてのラインナップを山田錦のみを使った純米大吟醸造りへシフト。日本酒業界ではいち早く先代から続いた杜氏制度を廃止し、社長と社員による酒造りのスタイルを確立した。杜氏の経験値や感覚のみに頼る酒造りから、データを活用した安定的な酒造りへ。そうやって生み出された「獺祭」は、軽快な透明感と凝縮された米の甘みが際立つ洗練された酒として人気を博す。現在は、大手メーカーとも肩を並べるほどの製造量を誇り、その人気は海外へと広がる。 2023年9月にはアメリカのニューヨーク州に酒蔵が完成。「獺祭」と同じく純米大吟醸のみを醸す新ブランド「DASSAI BLUE」を誕生させた。今後は昨今栽培中のアメリカ産の山田錦を使った酒造りにも積極的に挑戦。消費が低迷する日本酒の世界でも成長著しい酒蔵で、国内のみならず世界市場でも注目されている。(山内聖子)
獺祭のクチコミ・評価
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獺祭の銘柄一覧
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磨き三割九分 遠心分離精米歩合:39% |
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純米大吟醸48 寒造早槽原料米:山田錦、精米歩合:48%、アルコール度:16% |
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等外23精米歩合:23% |
獺祭の酒蔵情報
| 名称 | 株式会社 獺祭 |
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| 特徴 | いま日本で最も売れている地方銘柄「獺祭」を製造する旭酒造は、山口県のへんぴな山奥にあり、30年前は、杜氏も逃げ出す赤字の弱小蔵だった。それを建て直したのは、現在の会長である桜井博志さんだ。今はバトンを長男の桜井一宏社長に渡しつつ、伴走を続けている。近頃、「獺祭は5万石製造できる近代工場を建ててから、全部機械でつくっている」という話が出回っているが、蔵を見に行けば、それが都市伝説だとわかる。 獺祭の仕込みタンクは小さい。1本3000ℓだ。それがなんと300本ある。1本を10倍の大きさのタンクにして、30本にすれば作業は格段に楽だろう。だが獺祭は、小さな蔵だった頃と同じ酒づくりを変えない。それは麹づくりにも表れている。麹室はたしかに大きく、体育館のようだが、そこにズラリと並ぶのは、昔の麹室においていた麹の箱だ。それを蔵人たちが、人海戦術で手入れしている。 そうかと思えば、遠心分離機や、二酸化炭素マイクロナノバブル装置などの最新鋭機器も導入している。「すべては味のためです。機械の導入は、楽をするためではなく、新しい味へのチャレンジです」と桜井社長はいう。輸出にも熱心で、パリに店舗を持つほか、ニューヨークの郊外にアメリカ工場を建設中だ。(江口まゆみ) |
| 酒蔵 イラスト |
(蔵元写真撮影+加藤忠一氏描画) |
| 銘柄 | 獺祭 旭富士 |
| HP | 酒蔵ホームページはこちら |
| 所在地 | 山口県岩国市周東町獺越2167-4 |
| 地図 |
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