獺祭 純米大吟醸 温め酒
華やかな吟醸香とフレッシュな感触が持ち味である「獺祭」にあって、異色ともいえる燗酒向けの酒。香りのある酒、若々しい酒は燗に向かないという、一般的な常識に立ち向かうかのような酒である。 実際には冷やの状態で飲んでもそれほど強い香りの印象はなく、温めても元の酒質がそのまま相似形で移行するという感じ。フラットでドライな感じの燗に仕上がり、一般米で造られた純米酒の燗を飲んでいるような感覚がある。その理由は23%まで高度に精米していることと、アルコール度数も14度と通常(16度)よりも低くなっているためでもあろう。温めることで旨味が増して燗上がりするという感じではないが、逆にさっぱりとした軽い飲み口の燗酒を飲みたい、という人にはお奨めかもしれない。 50℃を超える「飛び切り燗」ではより平坦な印象になるため、具体的な温度としてはあまり上げ過ぎず、45℃くらいまでが妥当なところだろうか。できれば普通の徳利や猪口ではなく、耐熱ガラスのしゃれた器などを探して、容器やスタイルにもこだわって楽しんでみたい。
原料米:山田錦、精米歩合:50%、アルコール度:14%
価格帯:¥6,380
純米大吟醸 温め酒が購入できる通販
獺祭の酒蔵情報
| 名称 | 株式会社 獺祭 |
|---|---|
| 特徴 | いま日本で最も売れている地方銘柄「獺祭」を製造する旭酒造は、山口県のへんぴな山奥にあり、30年前は、杜氏も逃げ出す赤字の弱小蔵だった。それを建て直したのは、現在の会長である桜井博志さんだ。今はバトンを長男の桜井一宏社長に渡しつつ、伴走を続けている。近頃、「獺祭は5万石製造できる近代工場を建ててから、全部機械でつくっている」という話が出回っているが、蔵を見に行けば、それが都市伝説だとわかる。 獺祭の仕込みタンクは小さい。1本3000ℓだ。それがなんと300本ある。1本を10倍の大きさのタンクにして、30本にすれば作業は格段に楽だろう。だが獺祭は、小さな蔵だった頃と同じ酒づくりを変えない。それは麹づくりにも表れている。麹室はたしかに大きく、体育館のようだが、そこにズラリと並ぶのは、昔の麹室においていた麹の箱だ。それを蔵人たちが、人海戦術で手入れしている。 そうかと思えば、遠心分離機や、二酸化炭素マイクロナノバブル装置などの最新鋭機器も導入している。「すべては味のためです。機械の導入は、楽をするためではなく、新しい味へのチャレンジです」と桜井社長はいう。輸出にも熱心で、パリに店舗を持つほか、ニューヨークの郊外にアメリカ工場を建設中だ。(江口まゆみ) |
| 酒蔵 イラスト |
(蔵元写真撮影+加藤忠一氏描画) |
| 銘柄 | 獺祭 旭富士 |
| HP | 酒蔵ホームページはこちら |
| 所在地 | 山口県岩国市周東町獺越2167-4 |
| 地図 |
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