獺祭 等外23
大吟醸酒、純米酒といった「特定名称酒」の表示を行なう場合、使用する原料米は三等米以上のものでなければいけない、という決まりがある。よってこの製品は等外米、あるいは等級検査を受けていない米で造られた酒ということになる。しかしながら「山田錦」を23%になるまで精米して醸した、“純米大吟醸に相当する規格”であることに変わりはない。 「純米大吟醸 磨き二割三分」と比べてみると、含みの厚さは感じるものの、後口はいくらかあっさりとしていて、ベースとなる味わいがやや浅い感じはあるだろうか。とはいえみずみずしい桃を思わせる香味から入ってくる張りのある感触は、十分に「獺祭」製品の範疇にあるといえる。 ちなみにこの製品は生酒のみで販売されており、精米歩合の違いで出荷されている「等外 30」が火入れの製品となっている。
精米歩合:23%
獺祭の酒蔵情報
| 名称 | 株式会社 獺祭 |
|---|---|
| 特徴 | いま日本で最も売れている地方銘柄「獺祭」を製造する旭酒造は、山口県のへんぴな山奥にあり、30年前は、杜氏も逃げ出す赤字の弱小蔵だった。それを建て直したのは、現在の会長である桜井博志さんだ。今はバトンを長男の桜井一宏社長に渡しつつ、伴走を続けている。近頃、「獺祭は5万石製造できる近代工場を建ててから、全部機械でつくっている」という話が出回っているが、蔵を見に行けば、それが都市伝説だとわかる。 獺祭の仕込みタンクは小さい。1本3000ℓだ。それがなんと300本ある。1本を10倍の大きさのタンクにして、30本にすれば作業は格段に楽だろう。だが獺祭は、小さな蔵だった頃と同じ酒づくりを変えない。それは麹づくりにも表れている。麹室はたしかに大きく、体育館のようだが、そこにズラリと並ぶのは、昔の麹室においていた麹の箱だ。それを蔵人たちが、人海戦術で手入れしている。 そうかと思えば、遠心分離機や、二酸化炭素マイクロナノバブル装置などの最新鋭機器も導入している。「すべては味のためです。機械の導入は、楽をするためではなく、新しい味へのチャレンジです」と桜井社長はいう。輸出にも熱心で、パリに店舗を持つほか、ニューヨークの郊外にアメリカ工場を建設中だ。(江口まゆみ) |
| 酒蔵 イラスト |
(蔵元写真撮影+加藤忠一氏描画) |
| 銘柄 | 獺祭 旭富士 |
| HP | 酒蔵ホームページはこちら |
| 所在地 | 山口県岩国市周東町獺越2167-4 |
| 地図 |
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