竹葉 （ちくは）

竹葉　しぼりたて生原酒

「芳醇でキレが良い」と書かれた酒屋のPOPに惹かれて購入。四合瓶1,320円税込。

冷たいやつ。果実感じるジューシーな口当たり。甘味弱めで酸味ほどほど。アルコール感じる辛口でキレは良い。生酒らしいフレッシュな感じ。芳醇というよりはスッキリ爽やか系かな？
お燗は旨味膨らみ、全体まろやかな感じで、なかなか良い。

旨かったです。高アルコールの生原酒らしい酒。

竹葉 生酛純米 奥能登。能登半島の先端、港のすぐ近く、運河の横にある数馬酒造。そこで買った酒を、家族に送ってもらってここに届いた。はるばる海を越えて。なんて綺麗な味がするんだろうか。
日本酒を飲む、酒蔵を思い出す、そこで会った人を思い出す、その道中を思い出す、その日泊まった宿を思い出す。そうしてあの時に感じた何かが戻ってくる。
酒屋でも同じことは起きると思う。でも、わざわざ八時間運転して、都会の人から見たら"何もない"街に来て、酒蔵で買ったこの酒は私の中でずっと色褪せずに残る。そのために酒蔵に足を運んでいたのかもしれない。
無色透明。香りがとても綺麗。珠洲焼きの猪口で飲む。ざらっとした猪口の口触りから、百倍くらいスムースな酒が滑ってくる。舌に乗せた途端花が咲いて口の中に旨味が広まる。飲み込んでもしばらく舌の先は少し痺れている。歯の裏側に残った名残りすらも美味しい。なんということだ。
日本に帰ったら、また能登に行きたい。釣竿とルアーを片手に。

しぼりたて生原酒。アルコール度数ちょっと高め（18度）の本醸造規格。地元（能登産）の酒米を使用。最初は丸味のある濃醇で酸味のある旨甘口、中盤以降はスッキリ系。ここのお酒は若い松葉を噛んだ時のような若々しい苦味が感じられるのが特徴だけど、このお酒も同じ。この辺が瑞々しさっていうかな。この蔵特有の潮を感じさせる香りと味わいも素晴らしい。好きな銘柄の一つ。徳島市の酒ハウスモリモトさんで購入。4合瓶で1300円。美味しくてとてもお買い得です。

金沢で、飲み比べ
能登上撰
能登産の原料米を使用
スッキリと飲みやすい

竹葉特別純米Saved bY車多酒造
20240309

Chikuha Oyster
牡蠣に合う日本酒、食材特化シリーズ
ミネラル感、すっきり、少し柑橘系、柔らかい酸

竹葉しぼりたて生原酒
20240212

　がんばれ能登の酒、竹葉の純米生酒「しずく」。販売店に尋ねると蔵元で地震を乗り越えた酒（瓶）とのことで、これ以降の入荷は期待できないらしい。
　控えめな香り。口に含むと竹葉独特の潮っぽくて青々しい苦味が旨味と一緒に広がる。先に飲んだ「にごり」と比べると香りは弱いが、味が濃くて甘味（甘苦味）を強く感じる。この辺で飲みにくさを感じたり、好き嫌いが出るかも。「にごり」の方が飲みやすい。徳島市の酒ハウスモリモトさんで購入。4合瓶で1800円（税別）。

がんばれ能登の酒。竹葉は潮の香りというか、若い松葉を噛んだ時の香りというか、少し苦味を伴った独特の清々しい香りと味わいを持つ。それはブラインドテイスティングしても直ぐにそれと分かる程だけど、この酒はその特徴が際立っているように思える。酵母のせいかな。注いだグラス内側に沢山の泡が着くほど炭酸感がありとてもフレッシュ。しかしそんなに荒々しい暴れた味はしない。濁り系としては比較的辛口かつしっかりした旨味があって美味しい。美味しいけど、アルコール度数が18度もあるので飲むペースに注意。購入後は静置して、先ずは上澄み、次いで薄濁り、最後に醪を味わうのが楽しい。醪はとてもミルキー。後口は苦味あるスッキリしたもの。徳島市の酒ハウスモリモトさんで購入。4合瓶で1300円（税別）。ちょっと癖があるテイストだけどお買い得なお酒。

竹葉 純米しずく 無濾過生原酒
飲んで能登を応援するぞということで、能登町宇出津の数馬酒造さんのお酒を選びました。
製造年月2023.12。

アテは能登フグの醸し漬け。
適度な生感と濃ゆい醪の味わいが美味です。

米は能登産五百万石。たれ口の直汲み。
ほんのわずかに炭酸を感じます。
酸味、渋み、苦味、甘みが綺麗なグラデーションになっていて、お米のほっこりとした香りが鼻に抜けていきます。
昼下がりの能登、小さな、しかし穏やかで静かな港町の様子が頭に浮かびます。

刺激的な非日常、エキゾチックな体験を求めがちだったけど、この静かな風景と、そこから生まれる優しい味わいの尊さを2024年の1月にこのお酒を飲むことで感じました。
この静かな港町は、僕のような外の人間からすると、また一つのエキゾチックなのかもしれませんが、願わくばそれがいつまでも穏やかに続いて欲しいと思わずにはいられません。

飲んで応援は僕ら酒飲みが出来るひとつの行動だと思います。
ここで発信することで能登の美味い酒を一人でも多くに知ってもらいたい。

そして何より、彼らの平和な日常が早く取り戻されることを祈るばかりです。