「御湖鶴」を醸造する菱友醸造は1918年創業された老舗の酒蔵で、一時休造をしながらも、蔵元自ら酒造りをすることで再開。少量生産ながらも品質の良い地酒だと評判になっていたのだが、2017年4月酒造事業としての事業停止。のちに福島県の磐栄運送によって事業継承され2018年10月の製造開始、12月頃からの販売開始に向けて準備を進めている。 経験をもつ杜氏を採用し、菱友醸造の元従業員の再雇用、地元を中心とした雇用をしていく方針だという。酒造業に携わるのは初めてという同社がだが、「これまでの御湖鶴を尊重し、ベースを高めたい」とし、純米酒に特化した酒蔵をめざし、原料は「美山錦」「金紋錦」のみならず、以前にも増して長野県内産を強調していくつもりだ。長野県特産のカリンやリンゴを使った日本酒リキュールの開発をして、日本国内のみならず欧州への輸出も見込んでいる。
- 日本酒ランキング 36位
- 長野 日本酒ランキング 5位
御湖鶴のクチコミ・評価
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ばんない
4.5御湖鶴 純米吟醸 山恵錦 無濾過生原酒
2022.12製造
【ぽんぽこ氏×ばんない 新年コラボ企画 信州スペシャル便 第2弾】
前回1月のぽんぽこ氏とのコラボ酒から1ヶ月!最終回はこれまた長野から「御湖鶴(みこつる)」であります。
御湖鶴を醸す諏訪御湖鶴酒造場さんは、一度の廃業を経験し、さまざまな巡り合わせと緻密な計画により堂々の復活。第67回長野県清酒品評会において純米大吟醸が県知事賞、純米吟醸が最高位の審査長賞を受賞 という素晴らしい結果を皮切りに、2度のつくりで2021IWCチャンピオン酒となりました。まさにシンデレラストーリーというにふさわしいですね。
そんな御湖鶴の中なら着弾したのは、その2021 IWCのチャンピオンサケ受賞酒です。まさかこんな素晴らしいお酒を…。信州は淫の呼吸使い手のぽんぽこ氏からのとんでもない刺客!!これはもう鍋の呼吸の使い手として心して迎え撃つ姿勢であります!!笑笑
○香り
乳酸、藁、お米、りんご…うーーん…なんだろう…形容できる語彙力がない笑
○含み
さらり、微炭酸、すーーー…っと真っ直ぐな甘旨味。生らしい透き通るような味わいでいてすでに味はシッカリしている印象
○中盤
中盤なるとグッと旨苦味が乗ってきます。少しミントのようなニュアンスの苦味も含む味わい。
○余韻
ここもミント系のスカッとした苦味からコロッと旨苦へ。余韻は響かせるように長い振幅を経て穏やかにキレます。
【燗】
熱燗は甘味の主張が満載!!嫁氏いわく「うーん…重いね…」笑。適温はぬる燗か…。ベタ甘な印象が少し薄れマイルドな印象に…。これは冷の方がいい印象!!
【甘辛】
甘口
★総評
総評として、フルーティな吟醸香やみずみずしい味わいとお米の甘旨味を存分に味わえる美酒。含みから余韻まで感じられる美しく何層も折り重なる味わいは流石2021IWCチャンピオンサケといったところでしょうか。
味わいのダイジェストとしては、香りや含みの旨甘味は複雑感はありながらも豊潤な味わいは私の語彙力では形容しがたい印象的な味わいであり、私の経験でも味わったことがない種類であったため驚きました。余韻は香りや含みの厚みある味わいから裏腹に、苦味はミント系のスカッとしたものとなっており、次の一杯が進みます。
燗か冷では圧倒的に冷やしてからの飲用をおすすめいたします。このお酒自体が甘口であるのと、少し甘味がクドイかもです。温めてもぬる燗…いや人肌まででしょうか。オススメの温度帯はキリッと冷やして飲むのが吉とでそうな印象でした。
今回のぽんぽこ氏とのコラボ企画もやはり大満足での締めくくりでした。やはり信州のお酒は期待通りに素晴らしかったです。私も負けじと素晴らしい九州酒送りたいと思いますのでぽんぽこ氏、ご期待ください。
【次回コラボ予告(・∀・)】
皆さん、2月といえば裏鍋生酒の発売の月っす。ということでばんないの極秘ルートを経て2本入手。そのうち1本をあの方に送ったわけです。案の定とんでもないお酒も着弾(・∀・)こりゃ今回のコラボもヤベー(・∀・)投稿はいつなるかわかりませんが、ご期待ください(・∀・)
今宵も素晴らしい信州ライフを(^^)特定名称 純米吟醸
原料米 山恵錦
酒の種類 無濾過生原酒
テイスト ボディ:普通 甘辛:甘い+1
2023年2月6日
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御湖鶴が購入できる通販
御湖鶴の酒蔵情報
名称 | 諏訪御湖鶴酒造場 |
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酒蔵 イラスト |
![]() (加藤忠一氏描画) |
銘柄 | 御湖鶴 |
HP | 酒蔵ホームページはこちら |
所在地 | 長野県諏訪郡下諏訪町御田町下3205−17 |
地図 |
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