長野県の小布施ワイナリーが、時期・数量限定で販売する幻の日本酒「ソガペールエフィス」。特約店など限られた店でしか手に入らない希少な日本酒だ。小布施ワイナリーの起源は1867年に創業した小布施酒造だ。戦前は「泉瀧」を造る蔵元だったが、米不足をきっかけにワイナリーに転換。20年越しに日本酒造りを再開して生まれたのが「ソガペールエフィス」だ。地元・長野県産の酒米「美山錦」をつかい、伝統の生酛造りで醸すことで、芳醇な米の旨みをダイレクトに感じる仕上がりに。何より注目すべきは、幻といわれる1号〜7号、9号酵母をつかっていることだ。使用する酵母により味わいは大きく異なり、酵母の数字をフランス語で表した製品名がつけられている。毎年新たな製法で醸されるため、その年限りの味が楽しめる点も人気の理由の一つだ。
ソガペールエフィスのクチコミ・評価
ソガペールエフィスの銘柄一覧
銘柄 |
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NUMERO原料米:美山錦、精米歩合:59%、アルコール度:16% |
DEUX原料米:美山錦、精米歩合:59%、アルコール度:16% |
TROIS原料米:美山錦、精米歩合:59%、アルコール度:16% |
QUATRE原料米:美山錦、精米歩合:59%、アルコール度:16% |
CINQ原料米:美山錦、精米歩合:59%、アルコール度:16% |
NUMERO SIX原料米:美山錦、精米歩合:59%、アルコール度:16% |
ソガペールエフィスの酒蔵情報
名称 | 小布施ワイナリー |
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特徴 | ワインのようなラベル(エチケット)、裏に所狭しと書かれるこだわり。日本酒らしからぬボトルで知られる、その名もソガペール エ フィス。長野県上高井郡小布施町の「小布施ワイナリー」がごく僅かに生産する日本酒である。かつては清酒蔵として1867(慶応3)年に創業し、地元に愛される清酒を造る小さな蔵であった。当時の代表銘柄は「泉瀧」。だが、第二次世界大戦が激しくなるにつれ米不足が深刻になり、国策によって廃業を余儀なくされ、75年続いた蔵は歴史を閉じてしまう。1942(昭和17)年、家業を失った当時の当主、曽我市之丞はやむなく「小布施ワイナリー」としてワイン造りを始めるも、清酒造りを復活させることを目標とし国税局をはじめとして役所へ顔を覚えられるほどにまで通い続けた。そして戦後1962(昭和37)年、当時としては異例の清酒製造免許復活が果たされたが、20年ものブランクがあった。そこで清酒造りを支えてくれたのが「ワイン造り」であった。戦中、戦後の苦しい時代に曽我家を支えてきたワイン造りも同じく大事であるという考えのもと、唯一無二の「ワイナリーの思想を取り入れたSAKE」として復活する。現在はワイン造りの作業のない冬の僅かな時期のみ造られ、年間で6,000リットル程度の生産量であるため全ての作業が手作業であるという。毎年研鑽を重ね、同じ味わいはほぼ造られない。何故ワイナリーが日本酒を造るのか?それは、当主の情熱で勝ち得た日本酒造りの灯を消さないためなのである。(松崎晴雄) |
酒蔵 イラスト |
(加藤忠一氏描画) |
銘柄 | ソガペールエフィス |
HP | 酒蔵ホームページはこちら |
所在地 | 長野県上高井郡小布施町押羽571 |
地図 |
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