佳酒がひしめく富山の日本酒の中でも、カリスマ的な人気を誇る銘柄。酒蔵の創業は、日露戦争が終わった翌年の明治39年(1906年)。出征から帰った初代蔵主が、故郷の高岡市に造り酒屋を開業し、日露戦争での勝利を記念して「勝駒」を銘柄名に定めた。酒銘のイメージにたがわず、「不容偽(偽りを容れず)」を理念に掲げ、“量産せず”“いたずらにアイテムをふやさず”、酒質第一の質実な酒造りを貫く。 定番のラインは、山田錦で醸す大吟醸と純米吟醸、五百万石使用の純米酒、本醸造、普通酒の5種類のみと、いたってシンプル。使用酵母も、普通酒以外はすべて金沢酵母1本と潔い。いずれも、香りは控えめ、米の旨味が艶やかにのり、硬質で凛とした味わいが上質な紬を思わせる。ラベルの手書き文字は、「勝駒」のファンだったという版画家の故・池田万寿夫の手によるもの。(堀越典子)
- 日本酒ランキング 31位
- 富山 日本酒ランキング 1位
勝駒のクチコミ・評価
-
wajoryoshu
4.5勝駒* 特別大吟醸 山田錦40%
もはや最も入手困難なプレミアム酒の仲間入りしてしまった勝駒だが、その最高峰通称「特吟」は年1回の販売なのでこれまた特にお目にかからない。今回はたまたま見つけ即買い。そしてこれが美人4姉妹との戯れ最後の宴。
気品ある上立ち香は、大吟醸より美人度が増したようでワイングラスに替えてみる。ワインだと部屋中にその芳香を放ち主張してくるものもあるが、この日本酒はとてもしおらしく、それに気づいて可憐さを感じてあげなければと思わせるような奥ゆかしくて淡い芳香。
そして吞み口は相変わらずスッキリと透明感のある甘酸バランス、一番綺麗なかわりに最後の苦もその分?強く感じ、クールビューティーっぽくキレるかと思いきや柔らかなコメの旨味でふんわり優しく包み込まれる感じ。この不思議なふんわり感は、大吟醸よりも、常温になった方が、2日目の方がより感じる。
それぞれに違った趣向で翻弄されまくった美人たちとの饗宴は至福の時間だった。特定名称 大吟醸
原料米 山田錦
テイスト ボディ:普通 甘辛:辛い+1
2021年1月25日
-
wajoryoshu
4.5勝駒 純米酒 富山県南砺産五百万石50%
大吟醸、純吟に比べると、さらに素朴な味わいで、スッキリだがコメの旨味をストレートに感じられる。そして不思議なことに、燗につけるとむしろキレイな味わいに変化する。これは純吟が温度が上がると旨味が増し、綺麗になるのと同じ感じ。なんだか底知れぬパワーを感じる勝駒。特定名称 純米
原料米 五百万石
テイスト ボディ:普通 甘辛:普通
2021年1月24日
-
酒めぐり
5.0勝駒-大吟醸-山田錦
昨年の5月に購入できた勝駒をいただきました。
開封後、香りはバナナのような香りで甘さは控えめ。隙がなくてバランスが良い。少し辛めに寄りますがこれがまた食事にあってお酒も進みます。
毎日飲めるお酒ですね。最後まで美味しくいただきました。
アルコール分16度
精米歩合40%山田錦100%特定名称 大吟醸
原料米 山田錦
テイスト ボディ:軽い+1 甘辛:辛い+1
2021年1月23日
-
いつぺいそつ
4.5かちこま しぼりたて本生
やっぱり行ってみました!
そしてまだ居ました^ ^
雪冷えぐらいかな
寝てますね。
やっぱり
常温放置ですね。
もういいかな?
おっ口当たりはヌルっとして
フルーティな香りに高級な甘み。
すぐに強い酸が結構キリます。
けど、じわっと奥から
美味しい甘みの余韻が
ふわーと来てずぅっと続く。
あーやっぱりベイマックスに
包まれていますね^ ^
ほっこりする食中酒です。
そして超上品な普通酒です。2021年1月22日
-
Takashi Rikukawa
3.0勝駒本仕込み
ラベルには特別本醸造とありますが、
スペック的には精米歩合が55%なので、
吟醸ですね。
この勝駒。
私の評価と世間の評価との差が最も大きいお酒です。
単に私好みではないだけだと思うのですが。
たしかに香りが控えめで、キレも良く、
料理の味わいを邪魔する要素は皆無で、
美味しいとは思うのですが、プレミアがつくほどの
お酒ではないような…
やはり製造本数が少ないからなんですかね。
大吟醸や特吟など、上位のものは未体験なので、
見かけたら飲んでみたいです。
2021年1月20日
-
-
nao
5.0かちこま しぼりたて本生
今年どうしても宅飲みしたかった平仮名勝駒‼︎
山間部に一か八かで足を運び、なんとか手に入りました‼︎
上立香はあまり無い
含むと軽くバナナ香のようで、旨味上がりピリピリっとして、苦酸で跡形もなくキレる
これは本当に飲み飽きしない美味しさ
私の中の爽酒No.1です‼︎
今日は飲み仲間3人揃ったので生酒パーリー
私からはコレと、新政しぼりたてを持参
中でも勝駒が一番美味しかったー♪
十四代は香り高い薫酒なのでジャンルは別物ですが、新政と而今はこれらが相手だと霞みました(個人的な感想です)
苦労して手に入れただけあり美味しさ倍増です2021年1月18日
-
カシス味ノンシュガー
4.0かちこま しぼりたて 本生
勝駒の普通酒の生酒になります。
たまたま発見してリアクションバイトしました。
上立ち香は有りません。温度が上がっても僅かに
アルコールの香りがする程度。
含むと
・バナナ+木の香り
・炊き立てのお米の香り
・アルコールの香り
お味は
・お米を凝縮した味
・アルコール
・ミネラル
大人しいですね。酵母は恐らく14号?
綺麗な造りで料理の邪魔をしません。
炊き立てのお米の様にどんな料理にも
合わせられる優等生‼️
燗ではややアルコールが目立つのでぬる燗が
飲みやすい‼️ブルーチーズには負けましたが、
6Pチーズの様な香りが控えめなチーズには
ベストマッチ⤴️特定名称 普通
酒の種類 生酒
テイスト ボディ:軽い+1 甘辛:辛い+1
2021年1月17日
-
-
-
-
スズ生酛
4.5大吟醸 山田錦
コレは美味い。純米系には無いフルーティな香り。
そして、透明なスッキリさ(≧∀≦)
胃腸が疲れて来てるのに、スイスイと吸い込まれていきます
( *´艸`)
あっ、もちろん定価です。
2021年1月3日
-
wajoryoshu
4.5勝駒* 大吟醸 兵庫県産山田錦40%
外呑みでは何度かお目にかかっていたが、やっとサシで呑める機会を得、それも美人4姉妹にお揃いいただき、完全に舞い上がり状態。
まずは今まで少ないながらも一番呑んでいる回数の多いこの大吟醸から(東京でなかなか勝駒をおいてある店は少ないし、見かけるのはそれなりの店だったりするからだろう)。純米→純吟から純大ではなく、アル添に移る銘柄が他にもあるが、やはりそれなりの理由があるのだろう。昨年は17年ぶり2度目の純米大吟醸が発売されたらしいが、きっと純大の方が圧倒的に難しいんでしょうね、それぞれの作り手が納得のいく旨い酒にするのが。
上立ちから気品のある芳香で、テイスティンググラスにずっと鼻を突っ込んでいたくなるくらい心地よく、強いて表現すれば桐箱入りのマスカット香だが、そこまでは強くなく、朝露に濡れた健気で可憐な草花のイメージに近い。含むとそれが甘なのか、酸なのか、わからないくらいの優しいトーンで口の中を覆い、呑み込む直前は苦でキレるかと思いきや、ふんわり最後に実に柔らかいコメの旨味がやってくる。
いわゆる淡麗辛口でここまで絶賛できる酒は自分的には他になく、まさに比類なき存在。今まで単体外呑みのみだったので、じっくり四姉妹と楽しい時間を過ごしたい。そしていつかより地元色の強い本仕込、上撰も試したい。特定名称 大吟醸
原料米 山田錦
テイスト ボディ:軽い+1 甘辛:辛い+1
2021年1月3日
-
wajoryoshu
4.5勝駒 純米吟醸 兵庫県産山田錦50%
勝駒美人四姉妹呑み比べ。上立ちは大吟醸よりもさらに弱いが綺麗な吟香、雪冷えからコメが感じられ、涼冷えあたりからグンと旨味が増してくる。洗練された大吟醸と比べると素朴な昔ながらの酒の印象があるが(これ自体はそれほど好きなものではないけど)、温度があがると旨味が増すとともに逆に綺麗さを感じるという不思議な感覚。
(追記)正直、あれだけ綺麗な大吟醸と比べてしまったのがいけないのか、昔酒っぽい悪く言えば雑味を感じてしまったので、そのまま次の酒に移ったのだが、4,5日目になるとあら不思議、大吟醸に近く美人度急上昇!温度が上昇した際の味の変化にその予感があったのに、、、恐るべし勝駒!!4.0⇒4.5特定名称 純米吟醸
原料米 山田錦
テイスト ボディ:普通 甘辛:普通
2021年1月3日
-
-
アン日本酒初心者
3.5清都酒造場(富山県 高岡市) 勝駒 純米吟醸 2,100円(720ml税別) 精米歩合:50% アル度:15.8度 酒度:+1 酸度:1.4 米:兵庫県産山田錦100%
12/29(火)感想、香りは強く、フレッシュな甘そうな感じ。一口目は微かな甘さと弱い酸味、ちょっと強めな苦みで辛いように感じる。濃さは感じない。二口目は、甘さがさらに弱く感じ、苦味の後に、微かな甘さが残るように思った。温度が常温に近くなるに順って、濃くなるようで、苦味が弱くなった感じがした。私には上品すぎる日本酒かもしれない。特定名称 純米吟醸
原料米 山田錦
テイスト ボディ:普通 甘辛:普通
2020年12月31日
-
しるふぁ
3.5勝駒 純米酒
(2019年撮影。過去に飲んだお酒のため詳細は書きません。)
こちらも本仕込と同様ハイレベル食中酒ですね。純米酒表記ですが、50%まで磨いているので純大スペックです。特定名称 純米大吟醸
原料米 五百万石
テイスト 甘辛:辛い+1
2020年12月30日
-
しるふぁ
3.5勝駒 本仕込
(2019年撮影。過去に飲んだお酒のため詳細は書きません。)
香り控えめでハイレベルな食中酒という印象。プレ酒では珍しいタイプですね。55%まで磨いているのでコスパもいいです。美味しいですけど、やっぱり入手難度が高いのがネックですねぇ。特定名称 特別本醸造
原料米 五百万石
テイスト 甘辛:辛い+1
2020年12月30日
-
いなりずし.com
5.0勝駒 普通酒
価格 1800ml 1,950円(税抜)
知り合いに無理を言ってゲットしてもらった。勝駒普通酒。これ飲んでみたかったんだー^^またこのレトロラベルが堪りません。
もちろん冷酒で頂きます。開栓直後の香りがいいですね~!十四代とは違う感じかんだけど、何だろうこの香り。普通酒でこのクオリティはやべぇな。旨いです。十四代本丸もそうだけど、人気がある理由がわかるわー。文句なしに☆5.0!個人的には本丸よりもこちらに軍配。
特別本醸造とかしぼりたても飲んでみたいな。
※飲むのがもったいなくてチビチビやってたら、開栓後2週間くらいで香りが変化してきました。開栓直後の美味しさを楽しむなら短期間で飲み切った方がいいのと、居酒屋で飲むときは注意した方がいいかも。
手っ取り早くゲットしようと思うと…Amazonで8,800円+送料1,100円かぁ。1950円だから凄いのであって、8,800円の酒ではないので絶対に転売ヤーから買わないように!テイスト ボディ:軽い+1 甘辛:普通
2020年12月30日
-
ピアジオ
4.5めっきり出張が減った今年、何とか勝駒の確保に成功。
なんだろう?フルーティーでスッキリ、軽く飲めるイマドキの作りのような気もしますが、どっしりと腰を据えた重厚さもある気がするんですよね。
刺身との相性はバツグン。まだ叶いませんが、いつか日本海のとれたての魚で一杯!!2020年12月29日
勝駒が購入できる通販
勝駒の銘柄一覧
銘柄 |
---|
|
|
|
|
|
|
勝駒の酒蔵情報
名称 | 清都酒造場 |
---|---|
特徴 | 1980年代の吟醸酒ブームの先鞭をつけた北陸地方。その原動力となったのは、金沢国税局鑑定官室が開発した「金沢酵母」だ。以後日本醸造協会から「きょうかい14号酵母」として頒布されているが、「金沢酵母」で造る美質を最もよく表わしているのが、この蔵の酒である。 青いメロンやリンゴのような爽涼とした香気と、品位のあるスマートな味の流れが一体となったエレガントな風味。小さな蔵のため製品は限られるが、大吟醸酒にとどまることなく、アイテム全般に共通する特徴となっている。県外の専門酒販店でも扱うところはあるが、地元での人気が高いため常に品薄気味となっている。 北国特有の凛とした透明感のある酒質は、富山湾から上がってくる新鮮な魚介類との相性も抜群。酵母の出自だけでなく郷土の食文化とも合致した、北陸の風土を表わす地酒である。(松崎晴雄) |
酒蔵 イラスト |
![]() (加藤忠一氏描画) |
銘柄 | 勝駒 |
HP | |
所在地 | 富山県高岡市京町12−12 |
地図 |
|