近年の日本酒の味の潮流である「芳醇旨口」を代表する酒。若き15代目当主の高木顕統さんが酒造りを統括し、米の旨みと甘み、エレガントな香り、心地よい余韻を感じる酒に仕上げている。特筆すべきは酒米の育種を行っていることで、「酒未来」「龍の落とし子」「羽州誉」の3種の酒米を開発。さまざまな米を使いながら、米と酒の味の世界を追求している。「十四代 純米中取り無濾過」をはじめ正規価格での入手困難な幻の酒の筆頭格。刺身、天ぷら、和食などとじっくりと合わせたい。
- 日本酒ランキング 1位
- 山形 日本酒ランキング 1位
十四代の銘柄一覧
銘柄 | 特徴 |
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十四代 純米大吟醸 龍泉 |
特定名称:純米大吟醸 、 原料米:山田錦 、 精米歩合:35% 市販されている日本酒の中でも最も入手困難な1つで数十万円のプレミアムにて取引されることも。十四代の中でも最高峰銘柄。「山田錦」を35%まで磨き上げ、限界低温醗酵の後、雫取り斗瓶囲いしたものを氷温貯蔵熟成させた純米大吟醸酒。豪華な箱・首の長い特徴的な瓶など全てがスペシャル。箱や瓶には香港の彫師である陳錦栄氏による「龍泉」をシンボライズした双龍と泉の図柄が施されている。 |
十四代 大吟醸 双虹 |
特定名称:大吟醸 、 原料米:山田錦 、 精米歩合:35% 大吟醸「双虹(そうこう)」は兵庫県特A地区吉川町産の「山田錦」特米を原料米として精米歩合を35%まで磨き上げた七垂二十貫にて氷温熟成させた限定品。日本酒の世界で最も入手困難と言われる十四代の中においても「龍泉」に次ぐ最高峰銘柄の1つ。11月に出荷される限定品。香り豊かでフルーティーな味わいは別格の味わい。双虹の意味は7色の虹がふたつで十四という説 |
十四代 純米大吟醸 龍の落とし子 |
特定名称:純米大吟醸 、 原料米:龍の落とし子 、 精米歩合:35% 高木酒造が独自に開発したオリジナル酒米。十四代目当主の高木辰五郎氏が自ら開発し、18年の歳月をかけて交配・育種を重ねて作られた酒造好適米が「龍の落とし子」。父系は山田錦と金門錦を掛け合わせた「山酒4号」。母系はたかね錦に改良を加えた「美山錦」。 |
十四代 純米大吟醸 龍月 |
特定名称:純米大吟醸 、 原料米:山田錦 、 精米歩合:40% 純米大吟醸「龍月(りゅうげつ)」は「双虹」とならび「龍泉」に次ぐ十四代の最高峰銘柄の1つ。山田錦を40%まで磨きあげ、七垂二十貫にて斗瓶囲い氷温熟成させる11月に出荷される限定品。華やかな上立ち香と、なめらかな口当たりは素晴らしいの一言。SAKE COMPETITION 2015純米大吟醸部門で第4位。 |
十四代 七垂二十貫 |
特定名称:純米大吟醸 、 原料米:愛山 、 精米歩合:40% 「七垂二十貫(しちたれにじっかん)」とは、高木酒造に代々伝承される大吟醸揚げふね時の垂れ歩合・粕歩合を尺貫法で表したもので、現代では雫酒の収量を意味する。二十貫(75キロ)の米から搾りとれる量が僅か七垂れということで、それだけ贅沢な酒ということを意味。袋から一滴一滴しぼりとる雫酒の斗瓶囲いにて作られる。龍泉、双虹、龍月など十四代の代表的な銘柄が七垂二十貫で作られる。SAKE COMPETITION 2015純米大吟醸部門で第3位。 |
十四代 純米吟醸 中取り 播州山田錦 |
特定名称:純米吟醸 、 原料米:山田錦 、 精米歩合:50% メロンのようなフルーティーかつ華やかな香り、濃醇でジューシーな甘味が口の中で膨らんでいきく、まさに十四代らしい酒。十四代のスタンダード的銘柄。定価の10倍程度の価格で取引されることも珍しくない入手困難な酒ではあるが、その人気ぶりにもうなずける逸品。 |
十四代 本丸 秘伝 玉返し |
特定名称:本醸造 、 原料米:五百万石 、 精米歩合:60% 「本丸」は本醸造酒であるが、十四代のスタンダード的存在。数ある十四代の中でも、やはりこれが一番好きだというファンも多い。十四代が大ブレイクするきっかけともなった美酒。十四代を飲んだことがない人は、是非一度トライしてみてほしい。日本酒を代表する一本。 |
十四代 純米大吟醸 酒未来 |
特定名称:純米大吟醸 、 原料米:酒未来 、 精米歩合:- 「酒未来」は高木酒造が独自に開発したオリジナル酒米の名称。「酒未来」は「龍の落とし子」とは逆に、父系に美山錦、母係に山酒4号を交配して作られた品種。 近年、意欲と将来性ある若い蔵元が頑張っている酒蔵に酒未来を分けており、酒未来を使った日本酒が様々な蔵から商品化されはじめている。 |
十四代のクチコミ・評価
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アン日本酒初心者
4.5高木酒造(山形県 村山市) 十四代 中取り純米 角新 本生 無濾過 特別純米酒
精米歩合:55% アル度:15度 酒度:ー 酸度:― 米:国産米100%
4/17(土)感想、甘くフレッシュな香りだがそれほど強くない。一口目は、甘さと酸味が強く感じ、フレッシュ感は軽いメロン感を感じた。二口目からは、甘さと苦さが強くなった。本丸しか、十四代はしっかり飲んだことがなかったので、私の思っていた十四代の感じより、少し甘さが弱く、フレッシュ感が強く感じられ、大変おいしく感じた。癖が無く、たいへん飲み易い。
常温レベルに温めると、甘さが増し、苦味が減って、さらに飲み易くなった。特定名称 特別純米
原料米 その他
酒の種類 無濾過 生酒
テイスト ボディ:軽い+1 甘辛:甘い+1
2021年4月18日
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さかた
5.0とても飲みたかったお酒です。フルーティで旨みがあってそれでいて爽やか。いやこれ美味しかったです!またぜひ飲みたいし、酒屋で見たことないけど買ってみたい。笑
焼き鳥をつまみつつ楽しくいただいき、環境バイアスもかかっているかもですが、さすがランキング1位に輝いているのも納得しました。2021年4月17日
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kazushi
5.0十四代大極上生酒。いまだに転売先では3~5万円くらいしてる酒でも、コロナ禍なのか飲食店で提供してる。
まぁそれなりのお値段ではあったが、出会うことが稀なので飲んでみることに。
やっぱり美味い!
しかし高い(汗)2021年4月14日
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酔楽
4.5今宵の地酒は、山形の言わずと知れた「十四代」です。
時々呑みたいお酒ですが、色々と呑んだことのない美味しいお酒が目白押しなので、1年に1回ペースで楽しんでいます。
前々回が中取りの角新「生酒」でしたが、今回は中取りの「生詰」となっていますから火入れを一回しているお酒と思われます。
それでは、いただきま~す。
マスクメロンのような柔らかく品の良い甘旨と寄り添う酸味が美味しいです。ほんの少しいつもより酸味を強く感じますがやな感じはありません。
このお酒はいつ呑んでも期待を裏切らないですね。
今日は呑み過ぎそうな予感・・・。
こんな美味しいお酒が1升瓶3,000円代前半の価格で購入できるので、いつもながら良心的な酒屋さんに感謝しています。
1升買いのお酒に関しては殆ど酒器とのペアリングをしていません。大きさのバランスが合わないことも理由です。
2日目
味わいに変化なし。開栓時と変わりなく美味しく楽しめました。特定名称 純米
酒の種類 無濾過 一回火入れ
テイスト ボディ:軽い+1 甘辛:普通
2021年4月13日
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Koyumi
5.0十四代 角新純米 生酒
家飲み十四代2本目
酒屋さんが「十四代は、野球界のイチロー選手です」とおっしゃっていました。
まだまだ日本酒初心者の私ですが、癖がなくて綺麗でキレが良くて上品な甘味があって〜と美味しく頂きました。
またイチロー選手にお会いしたいです♪2021年4月12日
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モコモコ
5.0久々の十四代。
ほんのりフル-ティで甘さがちょうど良く美味すぎる。
かなり飲みやすい。
おかわりしたかった(笑)
大好きな味です。特定名称 純米大吟醸
原料米 山田錦25 愛山75
酒の種類 一回火入れ
テイスト ボディ:普通 甘辛:甘い+1
2021年3月29日
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str
5.0備忘録として
十四代 槽垂れ原酒 生酒
父の誕生日祝いに開栓。
開栓時、シュポッといい音!期待大!
一口飲んで甘旨〜な味に、パイナップル系の吟醸香。
シュワ感もあって、本当に十四代の完成度の高さには驚かされる。後味に若干のえぐ味を感じるが、全体的に完成度高し!特定名称 純米吟醸
酒の種類 生酒 原酒
テイスト ボディ:普通 甘辛:甘い+2
2021年3月28日
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祐次
5.0甥っ子が地方に旅立つ壮行会にて
旨味の奥行きが他の追随を許さない感
モノが違うってヤツですかね特定名称 大吟醸
原料米 龍の落とし子
テイスト ボディ:軽い+1 甘辛:甘い+1
2021年3月28日
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くるみもち
4.0高木酒造 十四代 純米吟醸新 播州山田錦 生酒:
記録用。初十四代。
まさか十四代をこんなタイミングで飲むとは。
上位のものではないし、開栓済みなのもあるし、既に酔っていたのもあると思うが、美味しいけど、まあ期待が高過ぎて、まあうんってなった。
香りも味もキレイで上品でバランス良く深みもあるが…脳天焼きついて漏らす程ではなかった。これなら別の酒でもいいのでは?特定名称 純米吟醸
原料米 山田錦
酒の種類 生酒
2021年3月27日
十四代が購入できる通販
十四代の酒蔵情報
名称 | 高木酒造 |
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特徴 | 平成年間に入り忽然と現れると同時に、押しも押されぬ人気銘柄になった。現在もなおその輝きを失わず、誰もが憧れる銘酒として君臨しているのは周知の通りである。 華やかな香りをまとったみずみずしい飲み口が、デビュー当時他の日本酒とはまったく違う感触であることに飲み手は圧倒されたのだが、「本丸」を筆頭とするコストパフォーマンスにも驚かされる。蔵元自らが造りを担当し、コンセプトや酒質の設計からブランディングまで一貫して行なう蔵元杜氏の潮流を生み出した。またフレッシュでインパクトの強い「無濾過生原酒」の流行も、その基点はこの酒にあるといえるだろう。 その意味で平成時代を象徴する銘酒であると同時に、日本酒の酒質、造り手、ブランドなど、さまざまな要素において、新しい時代を切り拓いたパイオニアといっても過言ではない。 山形は昔から蔵元が独自に酒米を開発するケースが見受けられ、この蔵も先代社長の頃からの「龍の落とし子」という品種がある。昨今は「酒未来」を生み出し、全国各地の酒蔵にも供給し使用されている。(松崎晴雄) |
酒蔵 イラスト |
![]() (立川哲之氏撮影+加藤忠一氏描画) |
銘柄 | 十四代 朝日鷹 黒縄 |
HP | 酒蔵ホームページはこちら |
所在地 | 山形県村山市富並1826 |
地図 |
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