元禄15年創業の「澤乃井」は、東京を代表する地酒である。銘柄は旧名の“沢井村”つまり、豊かな名水が沢になって流れることを意味する“沢井”にちなんで名づけられたとされている。 その銘柄由来の通り、酒蔵は奥多摩の緑が深い自然豊かな場所にある。まだ酒蔵の一般公開が少なかった昭和41年から先駆けて酒蔵見学を開始し、ほどなくして敷地内に“ままごとや”などの直営レストランをオープンするなど、日本酒業界において酒蔵の観光化にいち早く着手した。現在は売店や飲食店など計5店舗を展開し、人気の観光スポットとして地元のみならず全国から愛飲家が集まってくる。 酒は清流を思わせるようなスッキリとした味わいで軽快な印象。その酒質を昨今さらに進化させたのが23代目の小澤幹夫氏だ。従来の軽快さとキレ味はそのままに、旨みや甘みをバランスよく残したふくらみのある酒質にブラッシュアップしている。キンキンに冷やすよりも、ほどよい冷たさで飲み、温度の上昇とともに口に広がる酒の深い味わいを楽しみたい。(山内聖子)
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澤乃井の銘柄一覧
澤乃井の酒蔵情報
| 名称 | 小澤酒造 |
|---|---|
| 特徴 | 東京とは思えないほど深山渓谷の豊かな自然が広がる奥多摩。この地に蔵を構える小澤酒造(おざわしゅぞう)の歴史は古く、正確な創業年は不明であるが古文書に記録があるのは江戸時代中期、1702(元禄15)年という老舗蔵である。代表銘柄「澤乃井」は、かつて所在地が「沢井村」と呼ばれていたことが由来。「沢井」とは、豊かな名水が沢となって流れるところから名付けられたといい、その通り清澄な水が豊富に得られることから酒造りを始めたという。その特徴は日本でも珍しい、秩父古生層の岩盤を手で掘り抜いたという洞窟の奥から湧き出る”中硬水”と、約4km離れた山奥の井戸から採れる“軟水”の2種を使い分けて仕込水として使用していること。日本酒の成分で多くの割合を占めるのが水であることから、特に水へのこだわりを大切にしている。一部の製品には木桶仕込みや生酛造りなど伝統を大切にした酒造りも行っており、奥多摩の大自然を生かした酒を今に伝えている。蔵見学は勿論のこと直営の料亭や美術館などを蔵に併設し、週末はにぎわうという。 |
| 酒蔵 イラスト |
(加藤忠一氏描画) |
| 銘柄 | 澤乃井 蒼天 銀印 彩は 元禄酒 蔵守 東京蔵人 |
| HP | 酒蔵ホームページはこちら |
| 所在地 | 東京都青梅市沢井2丁目770 |
| 地図 |
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