澤乃井 純米 しぼりたて 生貯蔵酒 0.72
製造 2024年11月 開栓 2月11日
東京のお酒。
こと日本酒界では東京と聞くと地方に感じます。
実際に東京でも都心から離れた青梅の蔵だとか。
そんな地方のお酒をホントの地方の酒屋で発見。
ラベルからおそらく酒販経由で巡って来たのか。
65%精米 アル分15度
17度の「純米生原酒しぼりたて」を加水、
出荷前火入れの生貯蔵酒ですね。
沈み込むような少し重めの上立ち香、
少しクラシカルで少し爽やか。
バナナ、梨、出汁、ミルキー、
苺ジャム‥‥と複雑。
ボヤッとしたうすーい甘味に軽く渋味。
起伏のない含みに苦味が湧き出す。
3日目で膨らんできて、少し甘味が出て来る。
甘旨、やはりそこに添うように苦味。
サラーとのど越し、苦味渋味が細く続きます。
これは生原酒で飲みたいですね。
ぬる燗はほんわりした香り。
含んでも同じようにほんわりした辛口。
抵抗なく入り、
ふーと抜けてぼんやりとした後口。
何の気負いもなく飲める良い意味での中庸。
地酒とはそういうもの、と言うならば、
まごうことなき多摩の地酒。
取扱店にて 税込1,408円