静岡県掛川市に蔵屋敷を構える土井酒造場の看板銘柄。代々名主を務めた土井家は明治5年に酒造業を創業。「開運」の名は地元の発展を願ってつけられた。大吟醸から純米・本醸造まで圧巻のラインナップを誇るが、招福熊手のラベルを巻いた「開運祝酒」特別本醸造は、土井酒造場の象徴として揺るぎない位置にある。全国新酒鑑評会では、平成15年から21年まで7年連続で金賞受賞。能登四天王の筆頭と称された波瀬正吉杜氏の匠の技に負うところが大きい。波瀬杜氏は静岡地酒の発展にも寄与したといわれている。 現在は長くその薫陶を受けた榛葉杜氏が能登流の技術を引き継ぎ、山田錦と静岡酵母を使った「開運大吟醸 伝 波瀬正吉」はシリーズの頂点に君臨。また2018年の「第10回雄町サミット」では「開運純米 雄町」が優等賞、「SAKE COMPETITION 2018」ではSILVER、フランスで開催の「KURA MASTER」では「開運特撰純米吟醸」がプラチナ賞と、「開運」は受賞ラッシュが続いている。(八田信江)
開運のクチコミ・評価
開運が購入できる通販
開運の銘柄一覧
銘柄 |
---|
|
純米大吟醸 ふくろう 朝日原料米:山田錦、精米歩合:50%、アルコール度:15% |
大吟醸原料米:山田錦、精米歩合:40%、アルコール度:16~17% |
大吟醸 秘蔵古酒原料米:山田錦、精米歩合:40%、アルコール度:16~17% |
特撰 純米吟醸原料米:山田錦、精米歩合:50%、アルコール度:16~17% |
純米吟醸原料米:山田錦、精米歩合:50%、アルコール度:16~17% |
吟醸原料米:山田錦、精米歩合:50%、アルコール度:16~17% |
純米吟醸 10年古酒原料米:山田錦、精米歩合:55%、アルコール度:16~17% |
高天神 純米吟醸原料米:山田錦、精米歩合:50% |
ひやづめ純米原料米:山田錦、精米歩合:50%、アルコール度:16~17% |
無濾過 純米原料米:山田錦、精米歩合:55%、アルコール度:17~18% |
特別純米 涼々原料米:山田錦、精米歩合:55%、アルコール度:15~16% |
純米 ひやおろし原料米:山田錦、精米歩合:55%、アルコール度:16~17% |
特撰祝酒原料米:山田錦、精米歩合:60%、アルコール度:16~17% |
祝酒原料米:山田錦、精米歩合:60%、アルコール度:15~16% |
祝酒 特別本醸造 生酒原料米:山田錦、精米歩合:60%、アルコール度:19~20% |
純米大吟醸原料米:山田錦、精米歩合:40%、アルコール度:16~17% |
純米吟醸 波 生酒原料米:山田錦、精米歩合:55%、日本酒度:5、酸度:1.5 |
純米吟醸 伝 生原酒原料米:山田錦、精米歩合:55%、日本酒度:4、酸度:1.5 |
特別純米酒原料米:山田錦、精米歩合:55%、アルコール度:15% |
純米吟醸 無濾過生原酒 雄町原料米:雄町、精米歩合:50% |
純米吟醸 逆さ富士原料米:山田錦、精米歩合:55%、酸度:1.4、アルコール度:14% |
開運の酒蔵情報
名称 | 土井酒造場 |
---|---|
特徴 | 戦国時代に、徳川家康と武田勝頼が戦った、名城高天神城近くにある酒蔵が「開運」土井酒造場だ。1872(明治5)年の創業。太平洋にほど近く、冬季の雪や冷え込みの少ない温暖な地で酒造りを行なう。寒仕込みに不向きな気候にも関わらず、クリアでクール、高品位な酒質を誇る。仕込水に、高天神城の湧き水「長命水」を使う。昭和60年代、この軟水を使って、土井清幌蔵元と波瀬正吉杜氏、静岡県の河村伝兵衛技師が、静岡吟醸造りを確立し、一世を風靡した。 静岡を代表する名酒蔵といっても過言ではない。そのクリアーな酒質は、清潔な醸造場はもちろんのこと洗米機や放冷機など、専用設計の酒造機器による部分も大きい。 理論派の先代蔵元自らが、酒造設備の改良・開発を手がけていたのだ。また、米糠などの雑排水を浄化できる大型排水処理施設や、太陽電池パネルを屋根に敷き詰めた大型冷蔵倉庫など、環境にも見事な配慮が行き届いている。「開運」というおめでたい酒銘ゆえに、祝宴の樽酒や酉の市の熊手の飾りの必需品として見かける機会も多い。 |
酒蔵 イラスト |
(立川哲之氏撮影+加藤忠一氏描画) |
銘柄 | 開運 熊鯨 高天神 御日待家 あさば一万石 遠州灘 開運 涼々 |
HP | 酒蔵ホームページはこちら |
所在地 | 静岡県掛川市小貫633 |
地図 |
|