「天青」とは、中国の皇帝が空の様子をたとえた「雨過天青雲破処」という言葉からとったもの。雨あがりに雲の切れめから見える、空の透きとおる青さを表現している。この青空の様子にちなんで、雨過天青、千峰、吟望、風露と4種類ある天青シリーズ。千峰は「雨上がりの山の頂と交わる青空」、吟望は「木々の緑と交わる青空」、風露は「風そよぐ潤った大地と交わる青空」を意味する。なかでも天青の最高峰とされる「雨過天青 純米大吟醸」は、山田錦を40%まで精米し、じっくりと低温で醸したお酒。華やかな香りとキリッとした味わいが特徴だ。スッキリとした口当たりで、和食などの料理とあわせやすい。明治5年の創業から約150年の歴史をもつ熊澤酒造は、神奈川県茅ヶ崎市にあり湘南エリアで唯一の蔵元。6代目蔵元の熊澤茂吉氏は、手作りかつ小規模で、湘南地域の食文化にあわせた高品質な酒造りをめざしている。