元来日本酒は、創業家である蔵元が代々同じ銘柄を引き継ぎながら、独自の技術によって醸される香りや味わいを造り続けてきた。昨今これとは別に、斬新なコンセプトに基づいてブランディングを行うプロデューサーのもとで、現代的なデザインや感性を取り入れながら生み出された日本酒がある。その中でも製法や原料にこだわり、限定生産の希少性を打ち出したものは「ラグジュアリー・ブランド」と呼ばれている。日本酒固有の複雑な工程や、絶妙の香味のバランスについて価値を高めるべく、新たなカテゴリーとして注目を集めている。「TAKANOMEー鷹の目ー」はまさにその代表と言える。老舗の伝統を受け継ぎ、コンパクトなクラフトスタイルの酒蔵として生まれ変わった、山口県周南市の「はつもみぢ」が製造を担当。醸造技術が進化する中、手造りと最新の技術を融合させて造られている。海外でも評判を呼び、アメリカ、イギリス、香港、シンガポール等数ヶ国への輸出が行われており、製品は火入れ以外に「無濾過生原酒(黒ラベル)」「海底熟成」がある。 「TAKANOME・火入れ」の特徴は、パイナップル、マンゴー、完熟したメロンなど、さまざまなフルーツがミックスしたような香り。ハチミツを思わせるピュアな甘味も交錯し、蠱惑的な香味の展開につかまれる。口中には快活に細かく跳ねるような、醗酵から生まれた炭酸ガスも現れて、みずみずしくみなぎるような果実様の感触をさらに引き立たせている。甘美な香味の印象に心が奪われるが、カカオのようなニュアンスのある香気も混じり、かすかな苦味が全体を引き締めてスマートに着地を決める。過剰な甘さや味の濃さはなく、切れ上がりの良さを感じる後口には、‟鷹の目”の名にふさわしいシャープなイメージがある。(松崎晴雄)
鷹ノ目(TAKANOME)のクチコミ・評価
鷹ノ目(TAKANOME)が購入できる通販
鷹ノ目(TAKANOME)の銘柄一覧
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黒ラベル原料米:山田錦、精米歩合:非公開、日本酒度:非公開、酸度:非公開、アルコール度:16% |
海底熟成原料米:山田錦、精米歩合:非公開、日本酒度:非公開、酸度:非公開、アルコール度:16% |
鷹ノ目(TAKANOME)の酒蔵情報
| 名称 | はつもみぢ |
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| 特徴 | 山口県周南市の中心市街に位置する酒蔵「はつもみぢ」は、1819(文政2)年創業の老舗酒蔵である。社名は、酒を飲んで顔がほんのり赤くなる様子を、色づく紅葉にたとえて詠んだ和歌から取ったかつての定番商品の酒名「初紅葉」に由来する。1985(昭和60)年、日本酒の消費量の減少ともう一つの事業である酒の卸売りがバブル景気により需要が高まったことから酒造りを休止。しかし、2005(平成17)年、十二代目蔵元である原田康宏氏によって約20年ぶりに酒造りが再開された。使用する米、水など原料すべてを山口県産にし、在庫を減らして常に造りたての酒を売るため、一年を通じて酒を醸す「四季醸造」の蔵にリニューアル。そして誕生した酒は自身の名字を冠した「原田」、原点回帰の意味も込めて名付けられた。目指す地酒は、地元の米、地元の水を使い、地元に愛されるお酒。「地元の人に飲んでもらい、喜んでもらうのが地酒」であると蔵元は語る。 |
| 酒蔵 イラスト |
(加藤忠一氏描画) |
| 銘柄 | 原田 初紅葉 MUEZ(ミューズ) 回天 MEISTERS 鷹ノ目(TAKANOME) 六三一 原田弦月 て、咲く 泣かす酒 |
| HP | 酒蔵ホームページはこちら |
| 所在地 | 山口県周南市飯島町1丁目40 |
| 地図 |
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