鍋島 清酒 肥州 1.8
製造 2024年10月 開栓 8月31日
鍋島特約店でお目当てがなく、さて‥‥
そんな時、その銘柄のロウプライスを
「いつか飲もう」と買うことがあります。
信頼を置ける蔵のこのタイプは絶対お買い得。
8ヶ月常温放置していたものを開栓前に冷やし、
シュポーンと抜いた瞬間、
辺りに漂う3秒半の香り、おーフルーティ。
この一瞬の華やぎに、素性を明かさぬこ奴の
本性を垣間見た感じがしました。
注いだ時には普通酒のそれになったけど(笑)
ズンとしてスッ、とても穏やかで静寂。
サラッとメロンにバナナ、少しのアル感。
含むとサラッとした甘味と旨味。
そいつを包み込むように涼しい苦味と渋味、
香りで感じたアルコールは消えている。
のど越しで苦渋の中に一瞬のフルーティ、
その後、スッとキレそうでいながらの
サラリとした苦味でもう一杯。
お燗は上品な甘旨と心地よい苦味を効かせて
ほんわりした余韻で締めくくるが、
期待ほどには燗上がりせず。
ひや酒でカッ食らうのが一番旨いなー。
同じアル添の特別本醸造とは対照的、
いつか飲み比べてみたい。
取扱店にて 税込2,145円