創業は1650年。蔵は標高約1000mの山深い木曽山中にある。1980年代に別の酒蔵がさらに高い標高に工場を建てるまでは、日本最高地に立つ酒蔵だった。蔵のキャッチフレーズは今も「日本で最も星に近い酒蔵」。寒造り、生酛などの酒造技術が生まれる以前から酒造りを行ない、山廃や速醸酛など、その時々の時代に合わせた酒造りを継続してきた、この酒蔵の意義は、色褪せることはないだろう。 酒造りは、蔵元の湯川尚子さんと、ご主人で杜氏の慎一さん、2人が中心となって、家内制手工業的に丁寧に造る。諏訪杜氏・慎一さんと、前小谷杜氏の技を受け継ぐ尚子さん、夫婦で醸造技術を合わせて磨きをかけ続けている酒造りだ。気圧や気温など最高地に立つ蔵ならではの、環境に適応した細かい技法が見事。木祖村最高峰、北アルプス南端鉢盛山から流れ出す木曽川伏流水が仕込水だ。十六代九郎右衛門は、天然水の旨さに、しっかりした酸味が乗り、加えて米の旨味と甘味もある。一口含むと、ガツンとインパクトを感じる酒質。蔵元いわく「記憶に残る酒」だ。
- 日本酒ランキング 44位
- 長野 日本酒ランキング 5位
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十六代九郎右衛門の酒蔵情報
名称 | 湯川酒造店 |
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酒蔵 イラスト |
![]() (加藤忠一氏描画) |
銘柄 | 木曽路 十六代九郎右衛門 燦水木 |
HP | 酒蔵ホームページはこちら |
所在地 | 長野県木曽郡木祖村薮原1003−1 |
地図 |
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