- 日本酒ランキング 99位
- 山形 日本酒ランキング 6位
将棋の町、山形県天童市にあり、屈指の硬水造りの酒だ。切れ味のよさに、銘刀山形正宗とも。蔵元杜氏の水戸部朝信さんは子供の頃から、あだ名は「稲造」。その名の通り、自家田での稲作にも力を入れ農業法人も立ち上げた。減農薬栽培を推し進めている。地元、山形の米主体の酒造りだが、特A地区の山田錦も使う。高品位な純米大吟醸酒などもラインアップ。「銀座の寿司屋を目指しています」。江戸前の魚ばかりでなく、全国各地から一番良い素材を集めて握る銀座の寿司屋のように、全国から最高の米を集めて酒を造っている。 麹室は、地元で神社仏閣に使われる金山杉造り。整然とした美しさ。仕込み蔵は、白漆喰壁に、太い木の梁と柱。タンクと白壁は、ライトアップされ、荘厳な美しさがある。「歌を唄うなら、公民館よりオペラハウスが気持ちよい。うちの仕込み蔵も、オペラハウスで唄うくらい、気持ちよく酒造りができる場にしたいんです」と水戸部さん。気持ちよく作業すれば酒も美味しくなる、好見本の酒である。
山形正宗のクチコミ・評価
山形正宗が購入できる通販
山形正宗の銘柄一覧
銘柄 |
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藍原料米:赤磐雄町、精米歩合:40%、アルコール度:16% |
純米吟醸 雄町原料米:赤磐雄町、精米歩合:55%、日本酒度:4、酸度:1.6、アルコール度:16% |
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まろら原料米:出羽燦々、精米歩合:60%、アルコール度:15% |
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純米吟醸 赤磐雄町原料米:赤磐雄町、精米歩合:50%、日本酒度:2、酸度:1.6、アルコール度:16% |
夏ノ純米原料米:山田錦、精米歩合:60% |
純米吟醸 稲造原料米:出羽燦々、精米歩合:60%、アルコール度:15% |
たむぎの原料米:出羽燦々、精米歩合:55%、アルコール度:16% |
麹塵原料米:山田錦、精米歩合:40%、アルコール度:16% |
紅原料米:出羽燦々、精米歩合:40%、アルコール度:16% |
純米吟醸 山田錦原料米:山田錦、精米歩合:50%、酸度:2、アルコール度:16% |
純米吟醸 亀ノ尾原料米:亀の尾、精米歩合:55%、アルコール度:16% |
純米吟醸 斗瓶囲い 山田錦原料米:山田錦、精米歩合:50%、アルコール度:16% |
純米吟醸 うすにごり 生酒原料米:出羽燦々、精米歩合:50%、アルコール度:16% |
お燗純米原料米:出羽燦々、精米歩合:60%、日本酒度:-2、酸度:1.6、アルコール度:15% |
純米大吟醸 雪女神原料米:雪女神、精米歩合:40%、アルコール度:16% |
山形正宗の酒蔵情報
名称 | 水戸部酒造 |
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特徴 | 山形県の中ほど、奥羽山脈の麓に位置する天童市は、将棋の町として有名。「岩に染み入る蝉の声」芭蕉の句で有名な山寺から流れる立合川の扇状地で、井戸水は全国でも珍しい硬水だ。水戸部酒造は1898年の創業で、蔵元の水戸部朝信さんが杜氏も務める。仕込む酒は、辛口で切れ味鋭く、名刀山形正宗ともいわれる。 2004年より、蔵が立地する天童市原町で自家栽培を開始。約17アール(510坪)のスタートから栽培面積は広がり、2018年には農業生産法人「水戸部稲造」を設立し、「出羽燦々」「亀の尾」などを栽培。2019年の面積は850アール(25,500坪)に拡大した。 現在使用米の3割が自家栽培米で、将来的には8割まで上げる予定。しかし、10割にはしない。兵庫産山田錦や岡山産雄町など、評価の高い酒米の酒も造り続けるためだ。蔵元いわく「全国の最高のネタの集まる銀座の鮨屋のような酒蔵でありたい」。 酒蔵内部のデザインが秀逸。神社仏閣に使われる金山杉で建てた麹室や、白漆喰壁をオレンジ色にライトアップした仕込蔵など、“醸す美術館”の趣きがある。元商社マンの蔵元が惚れ込んだ生ハムの輸入業も営み、生ハムに合う酒のラインアップも。酒の全量が純米酒造りだ。 |
酒蔵 イラスト |
![]() (立川哲之氏撮影+加藤忠一氏描画) |
銘柄 | 酔芙蓉 山形正宗 四方山ばなし まろら 王手 乙七 六根浄 |
HP | 酒蔵ホームページはこちら |
所在地 | 山形県天童市大字原町乙7 |
地図 |
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