黒龍 純吟 垂れ口 生酒 1.8
製造 2025年1月 開栓 7月6日
毎度三、四本を同時開栓して飲み比べるが、
今回は「あっイケね、半年放置シリーズ」
その1は福井の王道から。
「やっぱりコレ、終売なんですかね?」
「ウチではわりかし出るお酒なんですがね」
別のお酒を買いに行って、気が変わった。
確保すると安心し、奥に閉じ込めて早半年。
冷々開栓は穏やかでズンとしたバナナだが、
翌日、本来のメロンになりふわーと開く。
その後、出汁も混じり落ち着いた香り。
ふっくらした含みはいきなり旨味全開。
メロン、白桃の甘味が溶け込んで柔らかく、
含むうちに苦味がやんわりと甘苦おいしい。
5日目で酒粕感が、甘いぞー、苦いぞー。
のど越しリッチにサラーとした甘苦の余韻。
キレるというよりふわっと消える。
お燗は熱燗でもツーンはなし、麹香もなし、
ひたすらほんわりした香りで全く角なし。
柔らかすぎてただのお湯(笑)
取扱店にて 税込3,575円
久しぶりで最後の垂れ口は、
やっぱり黒龍のセンターからズレる感ですが、
このクオリティでこの価格は安い。
終売止むなし、ですかね。