- 日本酒ランキング77位
- 中部地方日本酒ランキング24位
- 新潟日本酒ランキング5位
2002年、蔵元杜氏である村山健輔さんの手によって誕生した限定流通酒。新潟の酒といえば淡麗辛口といわれていた市場に風穴をあけた蔵のひとつであり、「村祐」をキッカケに日本酒のイメージが変わって飲み始めた、という人も少なくはない。和三盆をイメージして造られた酒は、何層にも折り重なる濃厚な甘みが特徴だ。 先入観を排するため表記されているのは最低限の情報(アルコール度数と特定名称)だけで、精米歩合、日本酒度、酒米の品種、酸度などその他のすべてが非公開となっている。「甘みがあるということは、それだけ原料米を使っているということ」であるとして、原料の質と製法別でランクを分けているドイツワインにならい、甘みが増すにつれてランクと価格も上がる。このように日本酒の既成概念を取り払った自由な考え方も、多くのファンから愛される理由となっている。(関 友美)
村祐のクチコミ・評価
村祐が購入できる通販
村祐の酒蔵情報
名称 | 村祐酒造 |
---|---|
特徴 | 1948(昭和23)年、新潟市小須戸に創業した村祐酒造。「花越路」という銘柄を造り続けてきたが、2002年に代表取締役である3代目・村山健輔氏が、「新潟酒が淡麗辛口」という固定化していたイメージを覆すべく、まったく違う味わいの「村祐」を誕生させた。少量生産で、ていねいな管理状況のもとつくられる新しいタイプの「村祐」は、和三盆のようにきめ細やかな甘みと透明感をめざした「甘口ながらキレがある」酒だ。情報による先入観を排除するため、「お酒は頭でっかちにならず、おいしく楽しく飲んでほしい」と必須事項のみ記載し、精米歩合、日本酒度、酒の品種、酸度などは非公開となっている。 ドイツワインからヒントを得て、原料の質と製法別でランクを分けている。これによって同蔵の酒は、ランクと価格が高いものほど甘みが強い構造になっているという。 甘くて口当たりはやわらかいにも関わらず、キレがあって清潔感すら感じる味わいは、日本酒ファンだけでなく、日本酒に苦手意識があった人をも魅了し続けている。(関 友美) |
酒蔵 イラスト |
(加藤忠一氏描画) |
銘柄 | 花越路 村祐 常盤松 嵩村桂 |
HP | |
所在地 | 新潟県新潟市秋葉区舟戸1丁目1−1 |
地図 |
|