「熊本酵母」を主体に醸し上げるアイテムの数々は、吟醸固有のエレガンスに、九州の酒の特徴ともいえる骨太なストラクチャーも備わっています。正調・九州吟醸というべき香味の調和したスタイルに、抜群の安定感があり、各種鑑評会での好成績を語るまでもなく、九州の酒を語る上で欠かすことのできない吟醸蔵です。製品は「箱入り娘」を筆頭とする大吟醸クラスが秀逸であるだけでなく、別ブランドで売り出す「麹屋」等、吟醸、純米吟醸で1.8ℓで2000円から3000円のクラスにも目をみはるものがあります。コスト・パフォーマンスに優れている点もうれしいところです。 原料米は「山田錦」「吟のさと」「夢一献」など地元福岡産を用いていますが、同県では珍しい「雄町」「一本〆」といった酒造好適米を使用した製品にも存在感があります。大正時代に建てられた瓦屋根が美しい2棟の酒蔵では、オーソドックスな手造りが営まれ、正攻法の酒造りに努めるこの蔵の姿勢を浮き立たせています。
繁桝のクチコミ・評価
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すぎちゃんの冒険
3.5「当て馬ワイン」
福岡・高橋商店・繁桝・ヤメコトハジメ・#1「吟のさと」を離れて・純米酒・春陽・精米歩合70%・15度
▼ヤメコトハジメとは繁桝得意の吟のさとをゼロから考え直すプロジェクトなのだが、1回目は敢えて吟のさと以外の酒米からスタート?、ということで何とも分かりにくい(笑) ▼春陽は水溶性蛋白質が少ない品種なので、70%精米歩合でも50%精米歩合の大吟醸レベルの低アミノ酸量となるとのこと
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▽上立ち香は静かでやや甘くキュンとした香り。口に含むと、あら確かにマスカット+桃の香り。特に飲み干した後の鼻腔に漂うちょっとしたエグ味と香りがまんまマスカット
▽入り口は甘酸味ですっきりフルーティ。まるで薄味の葡萄ジュースみたいな味幅は単純で苦味の低音もほとんど無い。奥行きや立体感が無いのでその場を吹き抜けるそよ風のような管楽器のメロディ
▽確かにワイン風味と言えば白ワイン風味だが、だからどうした感もあるというか。まあ、これを踏み台に次から吟のさとの魅力を再検証、という企画だからそうなんだけど。同じ値段設定だと損な気も(笑)
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4日目 甘みが増してまったり感マシマシ。口切り時点よりB級グルメぽく進化?してもはやワイン感無くいい感じ(笑)特定名称 純米
原料米 春陽
テイスト ボディ:軽い+1 甘辛:甘い+1
2023年9月22日
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繁桝の酒蔵情報
名称 | 高橋商店 |
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酒蔵 イラスト |
![]() (蔵元写真撮影+加藤忠一氏描画) |
銘柄 | 繁桝 麹屋 博多一本〆 可也 |
HP | 酒蔵ホームページはこちら |
所在地 | 福岡県八女市本町2-22-1 |
地図 |
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