長野県の素材で醸される「神渡(みわたり)」は、諏訪湖が冬になると一夜で凍る現象を「御神渡(おみわたり)」とあらわした神話が酒銘の由来に。「神渡」を醸す豊島屋は、長野県岡谷市に蔵をかまえる。諏訪湖や富士山などにかこまれた自然豊かな土地で醸すお酒は、鉢伏山の伏流水と長野県産米8種類以上をつかいわけている。「笑顔のみえるこだわりの地酒」をテーマに掲げ、素材はすべて長野県産で酒造りを行う。蔵人をまとめるのは、鑑評会でも受賞歴のある諏訪杜氏・小松幸男氏だ。一つひとつ基本に忠実に、丁寧な酒造りが特徴だ。IWC2023でゴールドメダルを受賞した「神渡純米吟醸Pétillant」は、開栓してすぐはプチプチとした微炭酸が楽しめ、ガスが抜けるとやわらかな味わいを感じられる純米吟醸酒だ。