「天は二才を醸す」
新潟・天領盃・『二才の醸(四代目)』メトロポリス・純米吟醸・越淡麗・精米歩合非公開・901酵母・14度・微々炭酸
▼蔵元が二十代の間だけ造ることが許され、三十歳になれば次の二十代蔵元にバトンタッチしていく企画ブランドが『二才の醸』。二才とは青二才から来てるんだと。要するに二才の醸ブランドはいつのどれであっても二十代の蔵元が醸している ▼初代は埼玉の石井酒造、そして四代目が新潟の天領盃酒造で本BYからスタート。その記念すべき一発目がこのmetropolis
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▽フルーティな香りから最初は甘酸っぱく、微炭酸もあってピリッとしたと思ったら、含み香は不思議な芳香。幻の協会一号酵母で感じたようなハイカラな芳香に心奪われ、飲み干すとなだらかな苦味を纏ってスッとキレていく。…これかなり美味しい
▽アルコール度数は14度で低めなのだが、とても濃く感じるのは味わいにしっかりとした腰があるんだよね。フルーティかつ甘酸っぱくかつ濃厚だけど軽くてかつ若々しい
▽なるほど。枯れ果てた仙人のような大吟醸の価値観とは対をなす、若々しさと可能性、ワクワク感を確かに感じるよね。甘旨で元気が出る美味しさ。いいわこれー
原料米
越淡麗
テイスト
ボディ:重い+1 甘辛:甘い+1