鍋島 特別純米 にごり酒
2021.04製造 ※一般流通はしていません。
鍋島49本目
【草庵 鍋島】特集回 Vol.2 ※長文注意
■前回のあらすじ
ついに御宿富久千代に足を踏み入れたばんない。そこで待っていたのは、洗練されたモダンクラシックな空間とまさかの飯盛社長との邂逅であった!緊張するばんない、この先にいったいどのような「鍋島体験」が待ち受けていのか!?
■「鍋島時間」、はじまる…。
着席しいよいよディナー開始です。まずは料理長の西村卓馬さんが挨拶をしてくれました。料理長若いっ笑笑。それに続き飯盛社長から御宿富久千代のコンセプト、内外装のこだわり等を説明していただいたところで、最初の鍋島が目の前に運ばれてきました。各鍋島は豪華にも飯盛社長の説明付きでした!杜氏さん自らがつくったお酒の話をしていただけるという、この上ない幸せ。お酒まで注いでいただきました!ばんないは幸せ者です。
以下、提供された鍋島とお料理(料理名は覚えていないので撮った写真を見た私の主観で笑)を載せたいと思います。
▲鍋島 特別純米酒 にごり酒 (冷酒)
×茄子と筍の枝豆ジュレポン添え
▲鍋島 純米吟醸 山田錦 (常温、冷酒)
×五島産?太刀魚のフライ キャビア添え
▲鍋島 特別本醸造 (冷酒)
×花山椒の緑と佐賀牛のピンクが美しい9割そば
▲鍋島 純米大吟醸 短桿渡船 (常温と冷酒)
×鯛の刺身と生ウニ
×鯛の白子
×青魚(魚の種類忘れました)の炙り
▲鍋島 純米吟醸 きたしずく (常温)
×かにの身に料理長特製ジュレがけ
▲鍋島 ブラックラベル (冷酒)
×焼き魚(魚の名前忘れました)
×長崎県大村産トマトのまるごとサラダ
▲鍋島 大吟醸 (冷酒?)
×写真見てもなんだったのかわかりません笑
▲鍋島 純米吟醸 赤磐雄町 (冷酒?)
×佐賀牛とお豆腐のすき焼き風お吸いもの
(牛の餌に鍋島の酒粕を入れているようです)
×とれたてコーンたっぷりの炊き込みご飯
▲鍋島 特別純米酒 東条産山田錦 3年蔵内熟成
×黒糖バニラアイスと柿?の蜜漬け
お料理と鍋島は以上のラインナップでした。料理名がチグハグになっていて申し訳ありません笑。とにかく出てくる料理は味はもちろん、ディテールとお皿の組み合わせの細部までこだわりを感じました。肝心の鍋島との組み合わせはスタッフ様全員で料理一品に対して全ての鍋島を飲み比べて決定したみたいです!また、お料理に使われる料理酒にも一部、鍋島を使用するというこだわりにもビックリ。料理の食材は主に九州の食材を使用。食材の確保には料理長が自ら市場や生産者様に顔を出し調達しているみたいです。
■素晴らしいスタッフ様
スタッフ様一人一人が鍋島に関する知識はもちろん、食材やお皿に関しても知識が豊富で驚きました。そしてなんといってもスタッフ様全員が楽しく接客をされているところが印象に残りました。スタッフ様全員の笑顔が素晴らしかった。働く人、訪れた人、全員がこの場にいることを心から幸せに思える空間と時間。特に料理長の笑顔が大好きでした。私は思わず
ば「料理長、とてもいい顔をされてますね。毎日とてもやりがいを感じられているのでは」
料理長「はい!毎日忙しいですが、充実しています!」
最後も素敵な笑顔で答えていただきました。
■人、食、鍋島が輝く空間
御宿富久千代、ここではこだわりの空間や料理、お酒に負けないくらい「人」が輝く場所でした。人、食、土地を存分に堪能した「鍋島時間」はまさに至宝。その時間は鍋島というお酒を生み出したのは人と鹿島という土地であり、その人と土地を存分に感じ、鍋島という一本のお酒への価値観が大きく変化するとともに鍋島をさらに深く理解することができた時間でした。
■レビュー
夢のようなひとときの余韻に浸りながら、今宵は御宿富久千代利用者しか購入できない鍋島である「鍋島 特別純米酒 にごり酒」をいただきます。
【スペック】
○精米歩合
55%
○アルコール度数
15度
【味わい】
○香り
お米カルピス。お米の香りがフレッシュぅぅ!!
○含み
パッチパチ!鍋島でこの感覚を味わえるとは!口あたりはやわらか。甘6:酸4といったところ。オリのミルキー感もたまらなく愛おしい。
○中盤
発泡感もあいまってドライさが際立つ。ミルキー感とドライな酸味の対比が素晴らしい。
○余韻
お米の香りを残しつつ、酸味が先に消え乳酸系の苦味がジュンワリ残る。柔らかくフェードアウトします。
【甘辛】
中間
【燗】
酸味が立ちます。オリのミルキーな感じが酸味にやわらかをあたえてますね。冷でも燗でもいける。通常のグリーン譲りのオールラウンダー選手。
★総評
この発泡感は鍋島シリーズでは唯一無二。このグリーンラベルにごりでしか味わうことはできないでしょう。通常のグリーンラベルが激ウマなのでマズイワケがない。私は市販希望ですが飯盛さんは「かなり炭酸が強くて、いろいろなところで粗相をするので…」と言われていたので市販はないですかね…。
ここまでご覧になっていただいた方、ありがとうございました。私のこのレビューが少しでも皆さんの心のすみに鍋島というお酒の存在を置いていただくきっかけになれば幸いです。
今宵も素晴らしい鍋島ライフを。
特定名称
特別純米
酒の種類
生酒
テイスト
ボディ:普通 甘辛:普通