「干物に合う酒、だらだらと飲み続けられる酒をめざす」という高嶋酒造の蔵元杜氏・高嶋一孝さん。蔵があるのは静岡県沼津市原。漁港で有名な沼津は干物加工場が100軒以上もあり、全国一の干物名産地だ。高嶋家の先祖は元網元。高嶋酒造の代表銘柄「白隠正宗」は、「駿河には過ぎたるものが二つあり、富士のお山に原の白隠」と称えられた白隠慧鶴(はくいんえかく1685~1768)から。白隠禅師は臨済禅の中興の祖で、禅の民衆化に努めたことで知られる。この禅師の名を冠し、いくつかのラベルには、師の姿も描かれている。 一孝さんは若いながらも高い醸造技術と、幅広い知見の持ち主で、静岡県酒造組合で酒造技術審査員を、酒造組合中央会の清酒製造技術委員も勤めている。かつて普通酒ばかりだった先代から蔵を引き継ぎ、酒造りと商品ラインナップを大幅に方向転換。全量純米酒蔵へと舵を切った。その甲斐あって、奇跡のV字回復。また、古文書を紐解き、古流の醸造法も研究。「少汲み水」造りの酒も開発。造り方だけではなく、飲み方の研究も怠らない。酒を蒸して温める「蒸シ燗」を提唱し、通常の燗酒とは違う次元の、滑らかで艶やかな味わいを紹介する。趣味のDJと蒸シ燗のコラボイベントなども開催。酒造りのコンセプトは「この地でしか造れない地酒を、最高のコミュニケーションツールに」。明るくて楽しい、大きな人柄で、人気の蔵元である。柔道五段。
白隠正宗のクチコミ・評価
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青島 明生
3.5白隠政宗 辛口純米生詰。
昔駅前にしばらく住んでいたことのある沼津市の原のお酒。いつものお店に置いてあり、懐かしくて購入。
お店によれば、辛口の燗酒用として、お寿司屋さんに人気があるそうな。
原に住んでいたときは、忙しくて、白隠禅師ゆかりの松蔭寺や、高嶋酒造を訪ねることもなく、このお酒を飲むばかり。水がいいところだから、辛口のいい酒が造れるのだと、その味を思い出した。
淡麗辛口、という表現があるが、程よい甘みと、フルーティとはいえないが、かすかな酢酸エチル(セメ)香があり、低温で丁寧に造られた日本酒らしいスッキリした香りとキレの良さが感じられ、お手頃な価格から、お寿司屋さんの辛口の燗酒用として人気があるというのはよくわかります。
いいお酒ですね。
特定名称 純米
酒の種類 生酒
テイスト ボディ:普通 甘辛:普通
2023年1月14日
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白隠正宗が購入できる通販
白隠正宗の銘柄一覧
銘柄 |
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白隠正宗 純米大吟醸 斗瓶取り |
白隠正宗 誉富士 純米大吟醸 生酛造り |
白隠正宗 純米吟醸 |
白隠正宗 純米吟醸 雄町 生酛造り |
白隠正宗 誉富士 純米酒 |
白隠正宗 誉富士 生酛純米 |
白隠正宗 生もとの純米酒 |
白隠正宗 愛国純米酒 生酛造り |
白隠正宗 少汲水純米酒 |
白隠正宗 辛口純米酒 |
白隠正宗の酒蔵情報
名称 | 高嶋酒造 |
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酒蔵 イラスト |
![]() (加藤忠一氏描画) |
銘柄 | 白隠正宗 |
HP | 酒蔵ホームページはこちら |
所在地 | 静岡県沼津市原354−1 |
地図 |
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