黒龍 純米吟醸 三十八号
トップは吟醸香、イソアミルのバナナ香が中心で、そこにほのかに原料香とカプが彩りを加えメロン様に、丸い上品な印象。
アタックはピシャッとみずみずしくクリアー。
甘味優勢、果実をもちいた和の水菓子様。
中盤はふわりとした質感でバランスし、じんわりと苦味がひろがる。
フィニッシュは苦味と辛味が混じり合い上品なまとまり。
ことしは結構味出てますかね?甘味>酸味のバランスの割に透明感があって、中盤以降ソトロンやコハク酸が複雑な苦甘を香らせ、奥深い味わい。
ボディ(アルコールとアミノ酸)に対してアタックの厚みが少し過剰でふわふわしている感じがあり、今時設計に振ったのかなと感じました。
もう少し苦味側の密度が出て凝縮感がでてくる可能性に個人的には期待したいです。
(たしか10月分は先行販売のはずなので)
まあ、苦味がどのタイミングでまとまるのかに関しては見地がたりないのですが。
テクスチャーと透明感、まとまりで加点。4.4だけどもうちょっと様子見4.1
特定名称
純米吟醸
原料米
山田錦
酒の種類
一回火入れ
テイスト
ボディ:普通 甘辛:普通