「淡麗旨口」のお酒として地元の人からも愛される銘柄「雪中梅」。4代目社長が、権利失効済みの商標のなかから見つけた「雪中梅」を気にいって、銘柄に名づけたのだそう。新潟県のお酒は淡麗辛口が多い傾向だが、あえて甘口をえらんだ。その背景には、地元の農家の人々が手に取りやすく、1日の疲れを癒すためには甘口が良いだろうと、飲み手をいちばんに考えた酒造りへの想いがこめられている。1897年に新潟県上越市で創業した丸山酒造場。もともと麹づくりを生業にしていたことから、今でも機械に頼らず手作業で、丁寧に麹づくりをおこなっている。また独自に開発した洗米装置をつかい、米に吸収させる水分量の調整にもこだわる。一つ一つを丁寧に時間をかけておこなうことで、芳醇で甘口な昔ながらの味わいを守り続けている。雪中梅シリーズのなかでも、「雪中梅 本醸造」はコクがあり、甘口の後にはほのかに苦味と渋みをかんじる飲み口。地元の酒米と硬度1度くらいの軟水の井戸水が、やわらかな口当たりをつくりだしている。気候の特性をいかした雪室で3ヶ月以上も熟成をかさねた「雪中貯蔵 純米原酒」も、やわらかくなめらかな口当たりでおすすめの1本だ。


