「御園竹(みそのたけ))」や「牧水(ぼくすい)」を代表銘柄にもつ武重本家酒造が醸す、どぶろくが「十二六(どぶろく)」。「十二六」は当て字で名づけられたそうで、甘味と酸味のバランスがよいのが特徴だ。武重本家酒造は明治元年に長野県佐久市で創業。「武重家住宅及び武重本家酒造」は国の有形文化財にも登録されており、今なお歴史ある蔵で日本酒造りを行う。武重本家酒造の特徴は、創業以来ずっと生酛造りを続けていること。伝統の技術とそれによって引き出される深みのある味わいを後世に残したいという想いで、手間をかけながら丁寧に醸している。仕込みにつかうのは、名水といわれる蓼科山の伏流水。長野県産の酒米を中心につかい、飲み飽きない酒をめざす。「十二六 のみごろ」は、アルコール分11%と少し高めでクリーミーな味わいが特徴だ。