山本 和韻 純米吟醸
山本の限定酒シリーズを買うといつも後悔します。「ああ、もっとたくさん買っておけばよかった」と。県外に行くと結構売れ残っている山本ですが、県内では限定品が出ればサッとなくなってしまいます。早ければ1週間、仕入れが多い店でも3週間もすればなくなることが多いです。
で、肝心のお味はというと……ん? 思ったほどワイン感はないかな。でも、すぐにくっきりとした甘酸っぱさがジュワーッと広がっていきます。最初のアタックなんかは新政に似ていますね。でも、決定的に違うのは後味。新政は比較的サッとキレて余韻を残しませんが、こちらは甘酸っぱさと酒っぽさがジワーッとくるので余韻が長く続きます。花火でいうと、前者はパッと消えるタイプ、後者は火の粉が時間をかけてゆっくり落ちていくような感じですかね。
開封2日目。おっ、今日は昨日よりもワインっぽさが出てきたかな。ワイン感というよりブドウ感が出てきたといったほうが正しいですね。昨日感じた後味の酒っぽさがそのままブドウっぽさに変化したというか。温度が上がるにつれてどんどん艶っぽさが出てきて、かなりエロい酒になります。もう一本買っとくべきだったなー。
評価は星4.5です。来年はすぐ飲む用に1升瓶1本、保存用に4合瓶も買おうと思います。
特定名称
純米吟醸
原料米
吟の精
酒の種類
一回火入れ
テイスト
ボディ:普通 甘辛:甘い+2