紀土 （きっど）

今宵の地酒は、和歌山の「紀土 / Shibata's」です。
Shibata'sは、２度目となります。
濃厚なぶどうを思わせるフルーティーな味わいは、山田錦を酒米としていることもあるのか濃厚な深みある味わいを醸し出しています。
食べ物と一緒に味わうと辛味が遠のいて大吟醸の生という質の高さを感じます。

今シーズン2回めのピンクのお子さま。巡回ルートでは手に入らないのですが、通販サイトで何かを取り寄せようとしたとき、紀土の取り扱いもあると自動で追加してしまいます。この時期は軽快な夏酒もいいですが、季節関係なく美味しいこちらがおすすめ。甘さ控えめでやや酸、風味も安定してていて、このスペックで入手性もよいのにこの価格。ひねるとこれが出てくる蛇口がほしいと思いました。精米歩合50% ¥2800（税別）

紀土 純米吟醸 夏の疾風

コスパ高い。
アルコール感強く、ロックでまろやかに飲みました。

使用米 五百万石
磨き 麹米：50％/掛米：55％
特定名称酒など 純米吟醸/火入れ酒
アルコール度数 15度

購入　住吉酒販

紀土 -KID- 純米大吟醸 山田錦 精米歩合50% 協会9号酵母

紀土は純米でも私には十分な美味しさなのですが、今回は純米大吟醸を購入

開栓一口目、旨辛酸
旨はお米の旨さで酸は少しだけ
好みのテイストです◎

アテはゴーヤチャンプル、もろキュウ、ツルムラサキのお浸し、茹でアスパラ等
どのアテでもテイストは殆ど変わらず安定

評価は4.3ですが、米作りに始まってとても企業努力されている価格も考慮すると5.0です

酒 高蔵(大阪市都島区)で購入


2025.8.12追記
開栓3日目
一口目、旨辛渋
初日に比べて旨が甘に近くなりました
アテに定点観測の竹輪、魚ソーセージ、チーズ
竹輪では渋が消えて旨辛
魚ソーセージは竹輪に比べて辛が少しマイルドに
チーズだと軽くなった旨辛でくつろぎながら飲むのに◎

純米吟醸夏の疾風　五百万石火入

心地よい香りと甘味、爽やかな酸味と苦味。スッキリとなかなか美味しいお酒。まさに夏にピッタリ。そしてこの値段、信じられない。

備忘錄

スッキリ綺麗フルーティー
開栓から時間が経つと甘さが際立ってきます

紀土 純米大吟醸
精米歩合40% アルコール15度

最近、new typeの日本酒を飲みすぎたせいかもしれませんが、このお酒はなかなか受け入れがたいと感じています。
芳醇な香りが強すぎて、むしろ異臭のように感じられてしまうのです。

開栓後1日経過すると、味わいがよりバランス良くなり、芳醇な旨味を目指した酒であることが感じられます。
しかし、後半の味わいは今一つで、余韻も少なめと感じます。

紀土 夏の疾風 吟醸

うまくち、なつざけ。
おいしい。

華やかな吟醸的果実味は、後口の苦味に通じる、
という勝手な思い込みがあるのですが、
苦みが軽くて、好印象。
関東でも、紀州一、紀土を良くお見かけするように思います。
メニューの生産地表示の誤りは、ご愛嬌とて。

引き続き、東京都立家政バル飯山田さま

【紀土】
「shibata's be cool 純米大吟醸」
アルコール分16度
精米歩合50％（山田錦100％）
720ml1,980円

やや華やかな香りではあるが、決して派手すぎない優しく綺麗なフルーティ味。
アルコール感、エグみ、雑味もなくクリアな味わい。
酸味も強くなく、落ち着いてスルスル飲める。

「紀土」という酒蔵は私の中では、日本酒は「入手困難なレア酒程美味しい」とか、「価格が高い程美味しい」といった自分の中にフワッとある価値観を破壊してくれる。
①リーゾナブルな価格
②比較的入手容易
③美味い（価格の割に美味いという意味ではなく本当に美味い）

良い意味でバランスブレイカーな日本酒という印象。