紀勢鶴 吟醸 熟成古酒 15years old 0.72
製造 2026年3月 開栓 5月20日
15年の絵も言われぬ琥珀に近い山吹色と、
15年の時を経て甘ーく漂う米由来の熟成香。
龍神丸を世に出した高垣淳一さんが、
2010年に醸した最後のタンクだという。
「熟成古酒はまだありますか?」
「はい、準備しますが澱ありと澱なしが‥‥」
初めてなので澱ありを注文したが、
ほとんど目視できないレベルに、
澱まで溶け込んでしまったかと思ったが、
汲むところにより量に幅があるものらしい。
紀勢鶴は地元で愛される蔵の代表銘柄。
精米歩合60% アル分17度
とろーりと全ての角が取れているが
鈍らではなく腰の強さを感じさせる含み。
マイルドな金柑、杏、焦がし蜂蜜の甘味と酸味。
苦味なく必要最小限の渋味が引き締める。
醸アル添加だが雑味もアルコールも感じない。
どこまでも丸くどこまでもやさしい。
オンザロックにソーダ割り、
加水しても伸びること延びること。
お燗はさらに甘い香りがほんわり拡がる。
ああ旨いなー。
いつの日か再訪して数字を積み重ねたいお酒。
蔵にて 税込1,815円