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- 山形 日本酒ランキング 18位
「十水」の銘柄は、江戸時代の後期に灘地方で生みだされた仕込み方法「十水仕込み」から由来する。白米十石に対して十石の水で仕込む方法で、通常の仕込みよりも米の割合が多いため、濃醇でコクのある味に仕上がるのが特徴。十水を醸すのは、1872年に山形で創業した加藤嘉八郎酒造。広島の西条、神戸の灘とともに東北の小灘といわれる酒どころに蔵をかまえ、最上川などの豊富な伏流水と庄内でとれた酒米を使用。酒造が独自で開発したOSタンクをつかうことで、十水仕込みを可能にしているそう。もともと淡麗辛口の「大山」が主流銘柄だった加藤嘉八郎酒造にとって、甘味のある「大山 特別純米酒 十水」は新たな挑戦。吟醸香とふくよかな味わいが特徴で、濃い味の豚の角煮や洋食などにあわせても飲みやすい純米酒だ。「全国燗酒コンテスト2020 プレミアム燗酒部門」では最高金賞をはじめ、国内外でも評価の高い1本。