かつて日本には、60の国々があったことから「六十餘洲(ろくじゅうよしゅう)」と命名。日本中の人に飲んでもらいたいという願いが込められている。江戸後期から酒造りをしている今里酒造がある長崎県波佐見町は、山に囲まれた静かな盆地で、棚田の緑が目に眩しい美しい里山。波佐見焼の産地としても有名だ。原料米は地元・波佐見町で契約栽培する山田錦やレイホウ、福岡県糸島の山田錦を主に使用している。以前は五島列島から来る小値賀杜氏に酒づくりを委ねていたが現在では消滅の危機を迎え、久留米杜氏が担っている。 料理を楽しむための酒づくりをモットーにしている「六十餘洲」は、地元・長崎では料理の味付けに砂糖を多用するため、やや甘口傾向の酒をつくってきた。しかし米の旨味をしっかりのせて甘さとして押し出すため、あらゆる料理とバランスすると県外での人気も徐々に高まっている。「純米吟醸 山田錦」は「THE JOY OF SAKE」主催の「全米日本酒歓評会」において2年連続金賞受賞。「純米大吟醸」が2016年IWCで銀賞受賞するなど、その実力は、世界でも認められはじめている。(関 友美)
六十餘洲のクチコミ・評価
六十餘洲が購入できる通販
六十餘洲の銘柄一覧
| 銘柄 |
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六十餘洲 雫しぼり 大吟醸 |
六十餘洲 純米大吟醸 |
六十餘洲 大吟醸 |
六十餘洲 純米吟醸 山田錦 |
六十餘洲 吟醸 |
六十餘洲 特別純米酒 |
六十餘洲 純米酒 山田錦 |
六十餘洲 純米酒 |
六十餘洲 本醸造 |
六十餘洲 金撰 |
六十餘洲の酒蔵情報
| 名称 | 今里酒造 |
|---|---|
| 特徴 | 長崎県のほぼ中央に位置する波佐見町。波佐見焼で知られるこの地に蔵を構える今里酒造(いまざとしゅぞう)。創業は江戸時代、1772(明和9)年という老舗蔵である。四方を山に囲まれた盆地であり、冬の気温は低くなる傾向にあることから日本酒造りにも適した環境となるのが特徴で、古くから数少ない長崎の地酒として親しまれてきた。代表銘柄「六十餘洲」は、その昔日本が六十余りの国で成り立っていたことから「日本全国」を指し、全国の人たちに飲んで頂きたいという蔵元の思いが込められている。江戸時代に建てられた本蔵をはじめとした建物は国の登録有形文化財に指定され、今里酒造を含めた趣のある町並みは2004(平成16)年に「まちづくり景観資産」に指定されている。酒の評価は国内外問わず高く、近年ではSAKE COMPETITION 2023 純米酒部門でシルバー、Kura Master 2020 純米酒部門ゴールドを受賞している。 |
| 酒蔵 イラスト |
(山本浩司氏撮影+加藤忠一氏描画) |
| 銘柄 | 六十餘洲 |
| HP | 酒蔵ホームページはこちら |
| 所在地 | 長崎県東彼杵郡波佐見町宿郷596 |
| 地図 |
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