醸造元の泉酒造は、創業が宝暦年間なので創業約250年の老舗蔵ですが、あの、1995年の阪神・淡路大震災で蔵を焼失してしました。 途中、製造委託などをしながら、さまざまな苦労があったと聞きますが2007年1月17日、ついに「あの日」から12年後、見事に復活を遂げた、たくさんの苦労を乗り越えてきた酒蔵です。 蔵のキャッチフレーズでもある「老舗の産声」にも表れていますが、老舗の良さを継承しつつも、新しい取り組みに積極的で、年々急激な進化を遂げています。 ちなみにブランド名の「仙介」とは酒造りを創業した初代「泉仙介」氏の名前が由来です。 江戸末期に現在の神戸の御影に転居し、そこから泉正宗の銘柄で地元を中心に人気を博していました。 この土地は灘五郷の一つで、「宮水」と言えばその品質はお墨付きです。 泉酒造で醸造される清酒の原料米は100%兵庫県産を使用しています。兵庫県産米にこだわるのは地産地消もそうですが、兵庫県の米は溶けやすい特徴を持っており、「米を溶かして、その米が持つ旨味を最大限引き出す」丹波杜氏の流派をしっかりと継承するからこそとのこと。火入れする酒は生酒の期間を短く、生酒は直ぐに瓶詰されて氷点下の冷蔵庫へ入れられます。ほとんどの酒に瓶燗火入れを採用し、酒が持つ本来の旨味・香味を失うことなく火入れされ冷蔵庫で管理されます。瓶燗は65度まで加熱してから、水温20度の水の中に漬けてさらに大量の氷を投入して冷却する瞬間冷却の方法が特徴的。
仙介のクチコミ・評価
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仙介の銘柄一覧
銘柄 |
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仙介 純米大吟醸原酒 三割三分磨き |
仙介 大吟醸原酒雫取り |
仙介 大吟醸 |
仙介 純米大吟醸 無濾過生原酒 |
仙介 純米大吟醸 |
仙介 特別純米 山田錦 無濾過生原酒 |
仙介 特別純米 おりがらみ 無濾過生原酒 |
仙介 特別純米 無濾過生原酒 |
仙介 特別本醸造 |
仙介 特別本醸造 原酒 |
仙介 特別純米 |
仙介の酒蔵情報
名称 | 泉酒造 |
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特徴 | 1756年に兵庫県有馬郡道場村で創業し、その後、現在の同県神戸市東灘区に移転した。この地は江戸でも人気を博した“くだり酒”を醸す灘五郷のひとつ(御影郷)として有名で、「泉正宗」も同様だったが、1995年発生した阪神・淡路大震災によって蔵を焼失してしまった。 その後、醸造委託するなどして存続していたが、震災から12年が経過した2007年1月17日、ふたたび自家醸造を再開することができた。その際、初代「泉仙介」の名前からとった「仙介」という銘柄を新ブランドとして開発した。2010年、但馬杜氏組合に所属する和氣卓司氏が杜氏として仲間入りし、「琥泉(こせん)」を誕生させた。豊かな果実様の吟醸香と相まってスッキリとしてフレッシュな「仙介」に対して、「琥泉」は米本来の旨味を味わってもらおうと、ろ過を最小限にとどめ、日本酒本来の淡い琥珀色をしている。琥珀の「琥」と醸造家の名「泉」を冠して「琥泉」だ。 地元・神戸をはじめとして全国的に安定した人気を誇り、平成29および30醸造年度「全国新酒鑑評会」金賞受賞、平成30年度「大阪国税局清酒鑑評会」吟醸酒の部優秀賞、燗酒用清酒の部優秀賞など、その実力は着実に評価され始めている。(関 友美) |
酒蔵 イラスト |
(加藤忠一氏描画) |
銘柄 | 仙介 泉正宗 然 琥泉 泉 泉チャレンジ 純米ROCK |
HP | 酒蔵ホームページはこちら |
所在地 | 兵庫県神戸市東灘区御影塚町1丁目9−6 |
地図 |
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