一本義 辛爽系純米吟醸 生酒【越の雫】
リンゴを想わす爽やかな香り
たいそう瑞々しく軽やかな口当たり
全体的にピリピリとした程良い辛味と酸味
喉越しにキレあるも引きずることなく、爽快感だけが残り、知らないうちに盃が進んでいます
(゜o゜;
昔話をちょこっと
20年ほど前に初めて福井を訪れましたが、その時に居酒屋で出会った現地の方があれこれと福井のことを語ってきたのが今でも記憶に残ってます
(*´ー`*)
たしか、古代より若狭の国では若狭湾から水揚げされた鯖をはじめとする魚介類を塩漬けにして当時の京都、奈良の都に住まうお偉いさんに献上していて、そのルートが後々「鯖街道」と呼ばれた云々云々…
そんなお話を聞きながらいただいた、鯖一尾を丸ごと竹串に刺して焼いた「浜焼き鯖」
ビールを飲みながら食べていたところ、現地の方が
「兄ちゃんは酒いけんの?福井来たら一本義だよ」
と、唐突に言われました
事前に調べて福井といったら「黒龍」だと認識していたので、聞いたこともない「一本義」なる銘柄を注文するよりも黒龍を飲みたいと思いましたが、そこは大人な対応で一本義を注文させていただきましたね(;¬_¬)
鯖はどこのスーパーでも手に入りますが、北海道でいただくホッケと一緒で脂のノリが別格で、まぶした塩が引き出す甘さと、キリッとしまる一本義との相性が抜群で、甘くない日本酒でも美味しいんだなと初めて思わされました
そんなおもひでのある福井の逸品「一本義」
今宵は首都圏のスーパーの鯖ではありますが、相変わらず鯖との相性は抜群で美味しかったです
今宵もご馳走様でした!
特定名称
純米吟醸
原料米
越ノ雫
酒の種類
生酒
テイスト
ボディ:軽い+2 甘辛:甘い+1