茜さす 純米吟醸 瓶火入原酒 0.72
製造 2024年4月 開栓 9月14日
昔々、古文の授業で額田王をそれは熱く熱く
ひとコマかました先生がいました、とさ。
土屋さんちの「うぶすな」ですね。
クラシックと共に酒蔵さんで買えるやつ。
封切り時点で栓はユルユル、ガスパワー?
忽ち涼しげに漂う爽やか信州、
亀さん系マスカット&乳酸メロンですが、
より控えめで上品な吟醸香。
冷え冷え開栓一口目に味わう不思議な感覚。
炭酸生ジュースを攪拌させたようなムース感で
口中、シュワピチフワフワ。
甘酸だけど感覚は泡の中に包まれている。
含むうちにいつのまにか霧散する。
舌がバカ? と水で流して二口目も同じ。
翌日、ムース感は収まり、甘酸更に優しく、
程よい苦みとも柔らかく調和している。
華美に過ぎないのは亀クラシックと共通美点。
冷え冷えよりも温度が上がった常温付近、
何なのコレ!というくらい落ち着いている。
のど越し少し辛味を添えて消えた‥‥
いえいえ、密かに残る渋味の余韻がいいね。
真面目に美味しいお酒、なんだけど‥‥
四合瓶向けかなー。
蔵にて 税込1,760円