杉田酒造の代表銘柄「雄東正宗」は、もともとは「優等正宗」という酒名だったが、品評会で8回連続優等賞を受賞した際に関東の「英雄」とたたえられたことから、「雄東正宗」と改名した。1873年創業の杉田酒造は、初代杉田房吉(ふさきち)氏が新潟県から、栃木県小山市にうつり蔵をかまえたのがはじまりた。「日本酒らしい日本酒」にこだわり、地元で愛される酒造りを続けてきた。日光山系の伏流水をつかい、南部杜氏であり蔵元の杉田泰教杜氏を中心に、手間を惜しまずに丁寧に醸す。「雄東正宗 純米吟醸 雄町」は、岡山県産の酒造好適米「雄町」を精米歩合55%で、栃木県酵母T-FとT-NDと仕込んだお酒。吟醸香と米の旨みのバランスがちょうどよく、軽快な飲み口が特徴の1本だ。


