「萩乃露 純米吟醸 生酒 エチュード」
念願のヤバいヤツを一年待って手に入れました。
萩乃露 エチュード。
これ、毎年全国新酒鑑評会に向けての練習作として醸される酒。
言うなれば、酒蔵さんの技と想いの全てが詰まった本気の勝負酒。
アル添が賞を取ることが多い鑑評会で、あくまで純米にこだわり、手間暇惜しまない試行錯誤の末、採算完全無視で販売されるエチュード。
去年は飲めませんでした(涙)。
今年は福井弥平商店に直で突撃や!と思ってたら、近所の酒屋にフツーに!ちょこんとおりました(笑)。
思わず手にしてた他の酒投げ捨てて、これ二本買いましたよ(笑)。
しばらく楽しみにとっとこハム太郎と思ってたんだけどね、もうね、ムリ(笑)。
朝からソワソワしつつ、仕事終わりで本日御開帳です。
まず香り。やさし~いご飯&プリンスメロン。
そして一口。うっわ、不二家ミルキー&プリンスメロン!
正に米の甘味旨味が一気に弾けるやいなや、全然くどくなく嫌味なくスーッと音が聞こえるかのように引いていきます。
そしてフルーティーっていう安っぽい表現で片付けたくない味の膨らみ。
最後に残る、ずっとご飯噛んでると出てくる、あのじんわりした米の余韻。
もうね、やさしくてやわらかい、母ちゃんに抱っこされてるような涙出そうな酒。
ミルキーはママの味♪とはよく言ったもんだ(笑)。
お値段も破格の1536円(税抜)で出品酒と異なるのは精米歩合だけとのことですが、そんなことどうでもエエです。
この酒に詰まった、蔵人の想いに触れられただけで感動。
来年も必ず手にすることを誓わせてくれる、素晴らしい酒でした。
これ、精米歩合40とかで作ったらどないなヤツができるんやろ?と純粋に恐ろしい。