山吹極 （やまぶき）

山吹極 上級者向き食中酒 生もと純米無濾過本生原酒(朝日川酒造：山形)
山酒4号
精米歩合58
アルコール度数17
日本酒度+5.0
酸度1.9
アミノ酸度2.1
酵母山形KA

山吹極3発目。
2発目に続き上級者向き。
こちらはH30BYだから古酒じゃない。生原酒な上級者向き、どんな味がするのかな。

香 ：穏★★★⭐⭐華
味 ：淡★★★★⭐濃
甘辛：甘★★★⭐⭐辛
軽重：軽★★★⭐⭐重
香りは、リンゴ・グレープフルーツ・ヨーグルト。
飲み口は濃醇な旨辛口。
口当たりはまろやか。

口に含んだときの感覚：
甘味★★★⭐⭐
旨味★★★⭐⭐
酸味★★★⭐⭐
苦味⭐⭐⭐⭐⭐
渋味⭐⭐⭐⭐⭐
刺激⭐⭐⭐⭐⭐
フレッシュで爽やかな甘味。甘味を感じた直後に生もとな乳酸由来の酸味。

飲み込んだ後の余韻：
甘味★★⭐⭐⭐
旨味★★★⭐⭐
酸味★★⭐⭐⭐
苦味★⭐⭐⭐⭐
渋味⭐⭐⭐⭐⭐
刺激⭐⭐⭐⭐⭐
口の中で温度が上がって旨味が一気に広がってくる。コク旨。

流れはこんな感じ
始12345終
甘味123
旨味2345
酸味2345
苦味45
渋味

で、結局どうなのよ？
濃厚。ただ前2つの古酒的な濃さじゃなくて生原酒な濃さ。口に含むとフワッと甘味を感じるけど、直後に乳酸由来の酸味やギュッと詰まったコクが押し寄せてくる。温度が低いと少しカチッとして爽やかな感じ。温度が上がると旨味の塊が弾けて広がってくる。すっきり爽やかを味わいたいなら雪冷え、まったり旨味を楽しみたいなら冷やくらいが良いと思う。

中級、上級、上級と飲んできたけど、たしかに中級はライトで中級な印象。上級はたしかに上級。ただ、飲みやすさで言うと生原酒のほうが少し飲みやすいかもしれない。

山吹極 上級者向け食中酒 生もと純米無濾過原酒(朝日川酒造：山形)
山酒4号
精米歩合58
アルコール度数18
日本酒度+12
酸度1.7
アミノ酸度1.9
酵母山形KA

山吹極2発目。
上級者向け…
これも濃厚そうだ(´･ω･)

香 ：穏★★⭐⭐⭐華
味 ：淡★★★★★濃
甘辛：甘★★★⭐⭐辛
軽重：軽★★★⭐⭐重
透き通ったキレイなオレンジ・イエロー。ほんのりグリーンも見えるかな。
香りは、アメ・シロップ・カラメル・紹興酒。
飲み口は濃醇な辛口。
口当たりはさらりとしてる。

口に含んだときの感覚：
甘味★⭐⭐⭐⭐
旨味★★⭐⭐⭐
酸味★★★★⭐
苦味⭐⭐⭐⭐⭐
渋味⭐⭐⭐⭐⭐
刺激⭐⭐⭐⭐⭐
甘味は弱め。口に含んだ直後から濃厚な酸味が広がってくる。

飲み込んだ後の余韻：
甘味★⭐⭐⭐⭐
旨味★★⭐⭐⭐
酸味★★★⭐⭐
苦味★⭐⭐⭐⭐
渋味⭐⭐⭐⭐⭐
刺激⭐⭐⭐⭐⭐
前半の酸味に苦味が加わる。コク深。

流れはこんな感じ
始12345終
甘味123
旨味234
酸味2345
苦味45
渋味

で、結局どうなのよ？
濃厚。酸味旨味なお酒。古酒っぽい味わい。生もと原酒で上級者向けって、もっと雑味に近いものがあるのかと思いきや、意外にもキレイで飲みやすい。たしかに食中酒。吟醸系の軽快で華やかなお酒が好きな人は無理だと思う。コクのあるしっかりどっしりな味わい。燗でも旨そうだ。これ飲んだ後に中級者向け飲んだら、すごく甘く感じた。

山吹極 中級者向け食中酒 純米無濾過本生(朝日川酒造：山形)
山酒4号
精米歩合58
アルコール度数17
日本酒度+9.0
酸度1.8
アミノ酸度1.5
酵母山形KA

山吹極はお初。
「酒が飲み手を選ぶ山吹極ブランド」らしい。
食中酒なのか。
しかも、中級者向けとは…
飲んでみるか。

香 ：穏★★⭐⭐⭐華
味 ：淡★★★★⭐濃
甘辛：甘★★★★⭐辛
軽重：軽★★★⭐⭐重
香りは、アメ・シロップ・紹興酒。
飲み口は濃醇な旨辛口。
口当たりはやわらか。

口に含んだときの感覚：
甘味★★★⭐⭐
旨味★★⭐⭐⭐
酸味★★★⭐⭐
苦味⭐⭐⭐⭐⭐
渋味⭐⭐⭐⭐⭐
刺激⭐⭐⭐⭐⭐
やわらかな甘味。濃厚でしっかりした酸味と旨味。前半やや甘口。

飲み込んだ後の余韻：
甘味★⭐⭐⭐⭐
旨味★★⭐⭐⭐
酸味★★★⭐⭐
苦味★★⭐⭐⭐
渋味⭐⭐⭐⭐⭐
刺激⭐⭐⭐⭐⭐
前半の濃厚な流れに苦味が加わってくる。コク旨。

流れはこんな感じ
始12345終
甘味123
旨味2345
酸味2345
苦味45
渋味

で、結局どうなのよ？
濃厚。コク旨。飲みごたえあり。口に入れた瞬間甘味を感じるものの、直後に濃厚な酸味と旨味が押し寄せてくる。いい食中酒な感じ。けど、万人ウケする飲み口ではないかな、と。個人的には重さは中くらいでつけてるけど、苦手な人には相当重く感じるかもしれない。温度帯は冷や～くらいがいいと思われ。

朝日川酒造 山吹極 純米吟醸 亀の尾

癖がすごいと聞いていた銘柄。
恐る恐る呑んでみるが、おっ！
いい感じの癖で河北の亀の尾旨し！！

旨いっす@あじと

山吹極 生もと純米無濾過本生原酒
行き付け酒屋さんの試飲会にて。熟成したみたい。
いい感じの酸味！

上級者向けと自らハードル上げる系のお酒。
飛切り燗で頂きましたが、熟成感のある旨みタップリのやつ。美冨久の黄金のやつに似てる。
エアポップコーンやアーモンドの皮みたいな香ばしさと、梅干しのような渋みも若干あるか？
亀の尾だからなのか、ごっつい感じはする。少々呑み疲れる。

上級者向食中酒「山吹極」生もと純米無濾過原酒。日本酒度＋12、酸度1.70、アミノ酸度1.90と個性的なパラメーターが並ぶも、呑んでみると非常によく纏まった熟成酒。常温で呑むと、香りも穏やか、口当たりも良い、旨み酸味のおだやか。どこが上級者向けなのかと首をかしげたくなる。肩透かしにあったから、評価が下がっているが、美味しい酒である。ラベルがいけない。燗が気になるなぁ。

亀の尾純米吟醸無濾過原酒「山吹極」。亀の尾といえば、独特の清涼感のある後味が苦味に早変わりするという印象があった。しかし本銘柄は亀の尾の苦味が複雑な味に変化しており、好意的に飲める。生もとと熟成のおかげか。日本酒度が13と非常に高いながらも、旨みと酸味の味わいが奥深く、常温で呑んでいると呑みあきしない。上級者向けの食中酒とラベルにはかかれているが、常温～燗の奥深い世界のデビュー酒にうってつけではないだろうか。

「酒好きなら試してみて」と言われたら試さざるを得ない、上級者向食中酒。古酒っぽい独特な香りはあるが、意外にも飲みやすい。「俺って上級者じゃん！」と自尊心をくすぐられてしまう、にくいヤツ。味の濃い佃煮とか、肉料理に合います。