Momokawa （ももかわ）

SakeOne Momokawa Junmai Ginjo Craft Sake
アルコール14.8%
今回1000ブランドの記念レビューの日本酒はアメリカからの刺客、プレミアムな一本にして海外酒5レビュー目。
アルミ缶でプルタブ仕様です。品質が保てて開栓簡単でプシュと手軽に飲めて最高です！
まるでコーラでも飲むかのようにプルタブを引き上げてグイッと飲め、流石のアメリカン！
香り穏やかで色味は無く、口当たり少し甘さ控えめで淡麗ドライな印象。キレイな酸味で苦味なく、すっきりとした味わいで飲みやすく正統派の旨さで後口の辛さが心地良い。

元々は青森にあった桃川酒造がアメリカで始めたベンチャーを白鶴酒造に合併し、現在は桃川酒造はなく、2014年に兵庫灘五郷の大手メーカー白鶴酒造に吸収合併
Sake Oneの中でも特に有名な「momokawa」というブランド名は「桃川酒造」から名前を取ったとされ、プレミアムSakeを醸すオレゴン州のMomokawa醸造所。現地のお米を用いた完全なるアメリカの地酒。
白鶴のアメリカの酒造りの歴史は長く、約30年にわたり地酒蔵として米国のSAKE市場を牽引して吟醸クラスに特化したのがSake Oneという酒蔵だそうです。遂に到達1000ブランド、自分自身にオメデトー!!　#note74

アメリカオレゴン州のMomokawa Silverです。アルコール度数14.8％。詳しくは www.momokawa.com に。750mlで大体12ドルぐらいでしょうか。表記は純米吟醸となっています。
前回アップしたMomokawa Diamondがやや甘口のミディアムボディに対してこちらは辛口という表記です。その表記の通りかなり甘さを感じさせない作りになっていますが、飲み口はそこまで軽くないと思います。恐らく店に長いこと置かれたせいもあると思いますがやや熟成感の感じる色味です。香りは穏やかでライスミルクのような米の香りがダイレクトに来ます。口に含んでまず出てくるのが酸味。少し前に飲んだ奥鹿にややにた系統です。華やかなフルーツ香は少なく米の香りとうっすらとこってりしたナッツのようなコクがあります。のどごしはさらりとしていて、余韻はあっさりとしています。最近の日本酒のトレンドを追った酒というよりは割と古式ゆかしきまとめ方をしていると思います。自分の個人的な好みかというと、ちょっと外れてしまいます。Diamondの方が自分にはバランスがいいかなあ。。。

Momokawa "Diamond - Medium dry sake"です。オレゴン州にあるMomokawa醸造所で作られた完全米国産地酒です。一応純米吟醸でアルコール度数は14.8%となっています。よく目を凝らして瓶の底を見ると2018年12月4日瓶詰めと刻印があります。近所の酒屋で確か12〜14ドル程でした。
詳しくはこちらで　http://momokawa.com/

冷蔵庫でよく冷やして開栓。ノーズはあまり無く無理やり探すと薄っすらとキャラメルにトロピカル系の香りを感じるかなあというレベルです。口に含むと若干熟れたフルーツのような香りとコメらしい少しこってりした香りが混ざったものが鼻を抜けます。一応medium dryと書かれている通り重くなく軽くなく、辛さもやや辛いかなと言うレベルに抑えていると思います。後味に糠っぽいとまでは行かないけどコメっぽいけどどこかナッツ類のようなコクと苦味が口に残ります。アルコール度数の割にアルコール感が前に出てくる印象。

Momokawaの面白いところはこの中辛と辛口、そしてにごり酒が同じ値段で売られてるところです。他の種類の評価に関してはまた後日。初めて飲んだ時は糠っぽい印象が強かった気がしたけど、今改めて飲んで見ると案外程よくバランスが取れていると思います。