兵庫県赤穂市唯一の酒蔵・奥藤商事が醸す代表銘柄「忠臣蔵」。赤穂浪士が主君の敵討ちをした赤穂事件をもとにした作品「忠臣蔵」に由来する。忠誠心の厚い浪士のように、こだわりの手造りの味わいが酒質にあらわれるよう丁寧に醸している。創業1601年の奥藤商事は、18代目蔵元杜氏の奥藤利文を中心に3人体制で、420年以上の歴史を守り続けている。酒造りに使う仕込み水は、日本名水百選に選ばれた千種川の伏流水を使用。酒米は地元兵庫県産の「山田錦」や「兵庫夢錦」を中心に使い、めざすのは芳醇な味わいの飲みごたえのある酒質だ。「忠臣蔵 大吟醸」は、兵庫県内特A地区の山田錦を40%まで磨いて醸した大吟醸酒。袋吊りで丁寧に絞っているため、上品な吟醸香と米のまろやかで雑味のないきれいな味わいが特徴だ。