俳聖芭蕉 しぼりたて原酒 0.72
製造 2024年12月 開栓 4月24日
ラズベリーのような苺系の大人しい香り、
明らかに熟成が進んでいるはずなのに、
重くはなくアル感穀物感は有りません。
杏、金柑の控えめでやさしい甘味、
留めるうちに裏から酸が覆って来て、
引き出す苦味渋味はじんわり程度。
含みはとても円やかで角がなく、
しっかりと旨味を蓄えておいしい。
一見、低アルの貴醸酒のようでもあるが、
実は19度のハードパンチャー。
のど越しで高アルを実感しながら流し込むと
意外や後口はスッキリしたものです。
これは飲みやすい、と油断をさせておいて、
後で19度が効いて来る来る、
あたまクルクル、ご注意アレ。
年末に買ってそのまま冷蔵庫の奥で半年近く。
搾りたて時の味わいは分かりませんが、
とてもおもしろいお酒になっていました。
原酒のしっかりした造りが分かる飲みごたえ。
今度は出来立てをいただくとしましょう。
蔵にて 税込1,265円