ハナグモリ (花曇り)濁酒
おみちさんのレビューで、超〜気になっていたハナグモリ。
今年の6月8日、コロナ真っ只中に立ち上げたばかりの蔵からのもの。
近くにあって気が付かなかった自分が残念でならない。
灯台下暗し…。
レビュー長いのであしからず。
いつもは火入れだけを売ってるけど、25日に"生"が出るって言うので、早めに家を出て職場出勤前に蔵元さんへ。
雨が横殴りだけどへっちゃら!
何かワクワクするー。
浅草駅から南へ5分くらい。
大きな江戸通りから一本裏通りにありました。
近くにはおもちゃのバンダイ本社や駒形どぜう。
横には隅田川も流れています。
蔵?に入るとお米を蒸して少し経ったような酸っぱいような匂いが。
おおっ、直ぐ左側にタンクがー。
えっ、ここで醸してるのー!
ちっちゃ!
見た目10畳有るか無いかくらいのスペース?
ここでーっ!
右側には冷蔵庫が。
何やら白く光ってる。
ムーミンのニョロニョロを思わせるような素晴らしい光景。\(^o^)/
一種類しかないので、全部一緒!
あれ、誰も居ない。
キョロキョロしてたら奥から男性が。
あっ、ホームページに出てた人!
ここからやりとりね。
「25日に生が発売されるって予約していたもんですけど」
『ありがとうございます』
冷蔵庫開けて取り出してくれた。
『1本でいいですか?』
「はい」
『すみません私、お店販売に携わってないので、お釣りが出せないんです。
丁度ありますか?
2170円ですが、多分』
んー?
何てこった!
困った。
さっきATMでおろした万券しかない。
ここまで来てー!
おー神、PayPayのQRお助けステッカーが!
「コレでいいですか?」
PayPay♪で無事にお会計完了。
持って行ったプチプチ袋に入れてリュックへ。
せっかくなんで…
「いつ瓶詰めしたんですか?」
『23日です』
「今回で何回目何ですか?」
『5バッチ目です』
バッチ?
バッチって言うんだ!
知らなかったのはウサギだけ?笑
「オススメの飲み方は?
ビールで割るのはどうですかねー」
聞くなっちゅーの(//∇//)
優しく『まずはそのまま飲んでください。
火入れは色々オススメがあるんですけど、生はそのままで。
でもオレンジジュースとかサイダーで割っても美味しいですよ。
生なのでどんどん発酵して行きますので、お早めに!』
「500だから直ぐですよ!
今晩飲んじゃいます!」
『そうですねー』笑。
たわいもない会話がいいっす。
仕事もあるんで写真撮らせてもらい、ここいらへんでおいとましました。
お店も併設されていて、他のお酒もあって食事も出来ますよ!
さて開栓。
シュッとして静かめ。
瓶に耳あてると僅かにピチピチ。
あれ?
下からどんどん泡がー!
また栓閉める。
栓閉めてもぷくぷく泡が!
飲めなーい。
斜めにしてちょっとずつね。
成功!
では匂いと味わいっす。
凄ーく爽やかな柑橘系の香り。
含むと口いっぱいにぴちぴち炭酸。
お米の味は意外としなくて、カルピスソーダ!
グレープフルーツサワーとも感じられる!
凄い!
教えてもらったジュース割り。
オレンジがないんでグレープフルーツジュースを1対1で。
もの凄く飲みやすいぴちぴちカクテルに。
グレープフルーツの酸味がいい。
やっぱ"どぶビー"行きまーす!
ん?
1対1だとビールに負ける。
どぶ7ビール3くらいがいいかもしれないけど、こないだ呑んだWAKAZEの方があってる。
やっぱ言うこと間違いないね。
この子はそのまま呑んだ方がいい。
アレ?やっぱりなくなっちゃったー笑。
使用米 秋田県産改良信交
精米歩合 90%
アルコール度数 13度
500ml 2170円
500mlで2000円超は純米大吟醸クラス!
あとで調べたら醸造長【岡住修兵】さん、新政さんで4年半働いていたんだー!
たいしたもんだなぁ!
ってか、来年秋田県男鹿にて独立して蔵立ち上げるとのこと。
"稲とアガペ"で代表もしてる。
WAKAZEとも繋がりがある。
土田さんへ委託醸造し、醸したお酒に携わっていたのね!
たつみさんで売ってて、見逃して買えなかったやつだよー!
もっとじっくりお話しすれば良かった!
勉強が足りんわ。
似てる酒タイムスでチェックしなくちゃダメだわなぁ。
Oちゃん、お話しして来てね!
オイラも次回話してこよー!( ◠‿◠ )
幾年か先、なかなか買えないお酒を醸すんだろうなぁ…。
蔵元さんのHPより
浅草に、誕生。
浅草初のどぶろく醸造所、木花之醸造所が2020年の6月に誕生しました。
醸造所の名前は台東区の区木でもある「桜」が咲くように美しい姫という意味があり、酒造りの神様でもある木花之開耶姫(コノハナノサクヤビメ)から頂きました。
定番銘柄ハナグモリは、木花之開耶姫が咲かせた桜の中をくぐるかのような幸福感を味わって欲しいと考え名付けました。
お酒造りの特徴
最大の特徴は麹室を併設した醸造所であることです。
東京都内のどぶろく醸造所としては他にない試みとなります。
お酒造りの工程では非常に重要な味わいを実現します。
また、日本酒の三段仕込みや、清酒酵母など日本酒造りの技術を採用し、ラベル表示義務のない添加物は使用しないなど、こだわりの製法で広く親しまれるどぶろく造りを目指します。
若い蔵人の修行の場として
日本酒ブームで、若い蔵人は全国に増えておりますが、独立して醸造を行うハードルは非常に高いのが現状です。
将来独立したいと考えている若者が、木花之醸造所で醸造、販売経験を積んで、免許取得のノウハウや資金調達について学び、全国各地で醸造所を立ち上げることができれば、お酒の世界はもっともっと面白くなると考えております。
全国のお酒造りを志す若者のステップアップの場として、機能できればという思いで醸造所を立ち上げました。
現在の醸造長も2021年に独立予定であり、次期醸造長候補も随時募集中です。
楽しかった!\(^o^)/
編集後記
30年くらい前の秋、後輩が「田舎からお土産です」って職場に持って来たのが一升瓶。
茶色の先端に怪しげな物。
藁で栓してる!
「実家で作ったんです!
発酵してるんで酒蓋だと飛んじゃうんですよ〜」
少し茶色の白い液体。
正にどぶ。
密造酒。
でも呑んだ〜。
思ったほど不味くなく旨くもない。
『まだまだ出来上がってないんだよー!』って先輩。
『少し置くか』
翌日、ある瓶が!
まさかの…、置きっぱ?
『味見してみっかー』
みんなでゴクリ。
『うおーっ!すっペーっ!』
酢になってました。笑
そんな楽しい記憶が蘇り、密造酒はいかんぞと思った今日でした。
酒の種類
無濾過生原酒 発泡
テイスト
ボディ:普通 甘辛:普通