石川県津幡町に蔵をかまえる、久世酒造店が醸す銘酒「能登路」。1786年の創業から230年以上の歴史のなか、能登杜氏のひとつの家系が代々襲名制で久世酒造店の酒造りを支えてきた。「良い酒を造るには良い米から」という信条のもと、創業以来、自社田で独自の酒米「長生米(ちょうせいまい)」を栽培し、米作りから酒造りまでを担う蔵元だ。酒質にあわせて酒米を使い分けるのも久世酒造店のこだわりで、石川県産の「石川門」「五百万石」から兵庫県産の「山田錦」まで、様々な酒米を使用する。仕込み水は、ミネラルが豊富な硬水の地下水と軟水の湧き水「清水」を商品にあわせて使い分けている。「能登路 純米吟醸」は、硬水で仕込んだ男酒。長期低温発酵することで、アルコール度数は18度と少し高めで、力強い味わいが特徴だ。