100人の唎酒師 （ひゃくにんのききざけし）

沢の鶴 100人の唎酒師 純米 生原酒
温故知新。何百年も全国で愛された灘の酒の良いところを改めて教えてくれる酒。

冷や酒で頂く。開栓時の香りは麹のかおり。
見た目は薄めの黄色。
盃に注いだ香りは麹と酸味。
一口目は円やかな米を蒸したふくよかさ、控えめな甘さ、麹のひねたカラメル、醸された軟らかい酸味。
後口はスゥっと酸味が舌をまとめつつ、麹の風味。醸された控えめな香りが鼻に抜ける。
バランスが伝統的な灘の酒で驚く。ただしアルコールが強く、全体的に濃い。ザ日本酒？の印象。こんなものかな？
ところが2合呑んだら感想が全く変わった。
料理が旨い！酔い心地がたまらなく良い。
刺し身、トマト、キュウリのような淡い味わいのアテが微妙な味の変化をシッカリかつキレイに味わえる。
口の中が完全に普通で、変な酸味や甘さが残らない。
吐息にうっすら米の香りと強めのアルコールの熱さがあり、アテを引き立てる。米の香りから、なぜか日本人で良かったと堪らない幸せを感じた。
改めて灘の酒も良いと認識し、モダン酒に浮かれた自分を恥じる。

百人の唎酒師　純米生原酒　生酛
なんかすごいネーミング😄
単層的な生酛、もっさりしてるけどクセは無い
燗にすれば良かったのかな😅

今宵の地酒は、兵庫の「１００人の利酒師 / 純米生原酒」です。
実は、このお酒は１年以上低温保存で寝かして置いたものです。
寝かせば旨味が乗ってくれるだろうと高を括っていましたが、見事に外れました。
安価なお酒なので一工夫手を加えればと思ったんですがねー。
一貫してスッキリとした味わいです。

２日目
ぬる燗でいただきました。
体温に近い温度は旨味・甘味を強く感じるそうですが、正にその通りの味わいが広がりました。
燗酒恐るべし‼

100人の唎酒師 純米生原酒 720ml (灘五郷西郷)
香り良く、コクとパンチのある生原酒です。
2024年3月16日、沢の鶴の蔵開きでガラポン抽選会(1000円)で末等4種の中から最後の1本を選び(画像4は選択後)、4月20日に味わいました。
販売価格：1375円(税込)。製造年月：2024年3月。原材料名：米（日本産）、米麹（日本産米）。使用米：兵庫県播州産山田錦100％使用。精米歩合：70%。アルコール度数：18.5度。日本酒度：+2.5。酸度：2.0。アミノ酸度：1.5。
『沢の鶴が贈る、渾身の一杯。しぼりたてのフレッシュな味わいと香りを引き出す「限外濾過技術」。限外濾過とは、一般的な濾過では濾せない非常に微細な粒子を分子レベルで濾す方法です。生酒に存在する酵素を除去することによって品質の変化を抑えることが可能であり、香りや味わいを長期間維持できます。限外濾過をすることによって、常温でも一定期間味わいを変化させずに保存することができます。なおかつ、しぼりたての生酒の味を消費者に届けることができるのです。(ホームページより一部引用)』