ミッドナイトさん(2019年2月9日)の日本酒「溪」レビュー

王祿酒造 渓 純米吟醸 29BY にごり

しっかりと降ってから開栓するとシュワっと発泡し、
何とも言えない香りが立ち込めます。
口に含むとジュワ〜っと発泡し、それと同時にコメの甘みと旨みが広がります。
濁り特有の乳製品感も感じつつ、甘み、旨味、辛味、苦味が複雑に絡み合い最後はキリッとドライにキレながら喉を潤してくれます。
後に残るのは「旨すぎる…」という心地良い余韻だけ…。
王祿ならではの重厚さと奥行きの深さがありつつ、非常に爽快で軽快な酒になっていると思います。
真冬に燗で呑むのもオツですが、やはり渓は夏に−5度のまま呑むのが一番だと個人的に思ってみたり。
王祿酒造の酒では最も清涼感のある酒だと思います。
これまた恐ろしく美味い酒なので呑み過ぎ”要”注意です。