maxmorickさん(2019年8月12日)の日本酒「総乃寒菊」レビュー

True Red 純米大吟醸。

Redはおりがらみの無濾過生原酒ですが、一杯目は上澄みだけでいきます^ ^ 上立ち香は弱めです。少しセメダインっぽいのがあるかな。含むと先ず桃と、それからイチゴ。まぁ〜甘い。わかりやすく甘いです。二杯目は澱を混ぜていきます。見た目は軽めの薄濁りといった感じ。甘さに酸味と苦味が絡んで飲みやすくなりますねー。何かおりがらみって、澱を絡めた方が甘くなるもんだと思ってましたが、これは明らかに上澄みだけの方が甘いですね。ベースが甘味の強いお酒ってことでしょうか？個人的な好みから言うと甘過ぎるんですが、けっこうな苦味が終始寄り添っていて、何となくスイスイ飲んじゃってました…みたいな^^;

4日目。
旨味がいくらか膨らんで来ました。甘味が相対的に少し抑えられて、酸味、苦味と併せて良いバランスになって来ました。甘味には仄かにイチゴっぽさを感じます。いや、やっぱり甘味と苦味が強いかな。でもこのお酒の中では不思議とそれらが調和しているという…面白いお酒です^ ^

5日目。
まぁま昨日と同じ…どうやろ？これ先にやった雨後の月と同じ雄町の50%精米なんですよね〜。しつこいくらい雄町らしさを前面に出したBlack Moonに対して、雄町を捩じ伏せて甘苦味の寒菊ワールドに押し込めてきたTrue Redという感じ。それぞれの目指す方向性が、ハッキリ味の違いとして現れていて面白い^ ^ さらに違うタイプの雄町を比べてみたくなりました^^;