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2022
10/9
dotdash さん
満足度 4.5
新酒が出るまでの秋のあいだは、普段呑まないけど気になっていた酒を呑むようにしてます。
今年はまず長野は信州銘醸の鼎から。鼎は「かなえ」と読むんですが、平仮名だと安いスナックの名前みたいなので、難しいけど鼎と書きます。先日、上田市の岡崎酒造に信州亀齢を買いに行った際に、同じ上田市の蔵ということで知りました。
全国に十三しか取り扱いの販売店が無いらしく、あまり棚で見かけることは少なく。なんでも十四代のような酒を作りたいと販売店に相談したところから生まれたらしく、その志だけでも呑みたくなる。
依田川と長和町の和田峠にある軟水を仕込み水にしてるとのことで、言われてみると確かにまろやか。アル度16度の割にはアルコールを感じさせず、飲みやすい。
香りは林檎っぽいフルーティで、甘さも柔らかく旨味もしっかりした甘旨。苦味はほぼ無く、雑味も少なく、後味はスッキリしてスイスイいける。素晴らしい。
とはいえ、十四代のような個性までには至ってない印象で、充分に美味しいのですが、もうちょい個性が欲しいような…。特定名称 純米吟醸
原料米 美山錦
酒の種類 生酒
テイスト ボディ:軽い+1 甘辛:甘い+1
鼎 (長野 / 信州銘醸)