朝香 （あさか）

これは非常に面白い清酒です。
奈良に拠点を置く酒造が中国北部の天津で醸造した清酒です。この酒は中国本土の酒米を採用しており、精米歩合が69%の純米酒です。
そのため、香りはそれほど明らかではなく、全体的にまろやかで重厚な味わいが特徴で、ちょっと辛口です。
中国の最も有名なお酒は紹興酒ですが、中国国内で最も流行しているお酒は実際にはアルコール度数が40度から50度に達する白酒です。
私は、この清酒も杜氏が心を込めて考案し、中国人の味好みに合わせて設計された口当たりが重厚な清酒だと思っています。

中国産日本酒、悪くない。酸があり、特徴がある、個人は美味しいと思っています。

久々の日本酒。
奈良の中谷酒造が天津で造っている朝香。
純米大吟醸、精米歩合39%。米も天津の位置する河北産。
黄色がかった色合い、酸を帯びた香り、含むとツンとくる辛口。