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2023
12/23
wajoryoshu さん
満足度 4.7
王祿 丈径Blue 生原酒 H29BY
某販売店頒布会で通常ラインナップにはない「丈径Blue 生原酒 青☆☆☆」という超レアものに出くわした。渓流の澄んだ流れの様に清らかでそれでいて力強い旨味を醸している「渓」だが、その仕込みで丈径と同じ産地の酒米で造ったところ味わいは丈径そっくりになったのでこのネーミングになったという「丈径Blue」、故に「渓」のみに使用されている透明瓶が使用されているのだろう。
色合いは熟成を感じさせる綺麗なレモンイエロー（年数のわりに薄目）で期待が膨らみ、立ち香も独特の熟成感のある王祿香にさらに期待は高まり、含むと涼あたりまでは渓寄り、常温に近づくにつれ期待以上の熟れた深みのある甘に酔いしれる。もちろんキレも抜群だが、今まで呑んできた王祿の中でも独特の甘を感じる。日本酒度でいう辛口でキリっとした造りながら複雑味（ミネラル、木香、ハーブ？）を纏った旨味、それにいい塩梅に熟成を加えて唯一無二の酒を醸す蔵ならではの、いわゆる今様の果実甘では全くなく、単純な穀物デンプン糖化甘でもない、そのうっすら残るコメ甘を熟成でよりあぶり出した感じの熟成甘が秀逸。（コメントに続く）特定名称 純米吟醸
原料米 山田錦
酒の種類 無濾過生原酒
テイスト ボディ:普通 甘辛:普通
丈径 （島根 / 王祿酒造）
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Comment 4 -
wajoryoshu 2023年12月23日 18:12:09
花～涼ではキリっとしているが、常温に近づくに従って甘が出て来てる、となると燗にしたくなる。すると段々とまたキリっとして来るから不思議。そこからまた冷まして常温近くなると柔らかな甘がでてきて、少しあったアル感もなくなりまったり甘が堪らない。
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wajoryoshu 2023年12月23日 18:13:47
（２日目）初日若干あったアル感は弱まり、温度上昇につれて出て来るまったり甘は早めに登場。王祿四合瓶制覇に一つだけ欠けている「丈径Blue直汲」だが、おそらく加水した本生、生詰にはない原酒のインパクトという意味では、ほぼ同じレベルの３つ星生原酒だったのだと思う。そういえば、昨年もここの頒布会で出逢った「出雲麹屋 直汲 2017」も絶品で無理を言ってもう一本購入させてもらったが、今回も大当たりの逸品だった。
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wajoryoshu 2023年12月24日 01:31:08
ghjiさん、いえ、今回ちょっと調子に乗って長々と書いてしまっただけで、文字数が足らない際、今回の様にコメント欄利用が許されるなら、まったく問題ありません。
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