日本酒「JOTO」のレビュー・評価 by_odakenさん

JOTO Junmai (純米酒)
アメリカのJoto sakeという会社が山形の（おそらく栄光富士の）富士酒造からの樽買いというかOEM供給で出しているものです。アルコール度数は15%。解説を読むとJotoって「上等」の事なんですね。

純米酒というには吟醸感のある酒だと思います。口に含む前からかすかに爽やかな若い洋梨とメロンをかけ合わせたような吟醸香が鼻に入り口に含むと口の中で香りが膨らみます。けして甘い酒ではないとは思うのですが香りのせいか爽やかな甘さが印象的に感じられます。飲み込むと香りと軽い甘さが余韻として残りますが、嫌味なくすっと消える印象です。最後に苦味というか渋みというかが口に残る気がしますが気になって嫌になるというものではありません。あくまで個人の好みですが素晴らしく好みな酒です。
この酒が国外で簡単に手に入るのだったらわざわざ日本から持ち込みしなくてもいいかなという気になりますが、いかんせん購入した酒屋では２０ドル近かったんで普段飲みでごくごくというわけには行かないかなあと思うとそこがちょっと残念です。今度機会があったらぜひ栄光富士の方もいろいろと飲ませていただきたいですね。